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シミ対策

公開日:2024.11.20

シミ取りレーザーのダウンタイムの経過や過ごし方とは?でやすい症状や注意点も

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シミ取りレーザーのダウンタイムとは、レーザー治療後の肌が正常な状態に戻るまでの期間のこと。1~2週間が目安といわれています。ダウンタイム中は肌が敏感な状態のため、過ごし方に注意が必要です。シミ取りレーザーのダウンタイム中にでやすい症状や、ダウンタイム中の過ごし方、注意点を紹介します。

シミ取りレーザーの仕組みとダウンタイムの経過

シミ取りレーザーの仕組み
まずはレーザー治療でシミが取れる仕組みや、ダウンタイムの経過について解説します。

シミ取りレーザーの仕組み

シミ取りレーザーは、シミにレーザーをあててシミ取りをする治療です。レーザーとは、光を増幅して波長を揃えた光線のこと。
シミにレーザーをあてると褐色のメラニンが反応し、赤いやけどの状態に。その後かさぶたとなり、最終的にはがれ落ちて新しい皮膚があらわれます。

ダウンタイムの経過

ダウンタイムとは、正常な状態の肌に戻るまでの期間のこと。先述したように、シミ取りレーザーをした後の肌はやけど状態になっており、ダウンタイムは1~2週間ほどといわれています。
ダウンタイム中は次のような経過をたどります。
赤みや腫れがでる。

かさぶたができる。

かさぶたがはがれる。

肌が正常な状態に戻る。
ダウンタイム期間中は、肌が敏感な状態のため注意が必要です。

シミ取りレーザーのダウンタイムででやすい症状

肌トラブルが気になる女性
シミ取りレーザーのダウンタイム中は、皮膚の赤みや腫れ、痛みなどがでやすいといわれています。また炎症性の色素沈着になることも。ダウンタイム中にでやすい症状をみていきましょう。

皮膚の痛み

レーザー照射後は、肌がやけどをしているのと同じ状態です。日やけ後のようなヒリヒリとした痛みが、数時間続くことがあります。

赤みや腫れ

レーザー照射後は肌がやけど状態なので、赤みや腫れが見られる場合もあります。赤みや腫れは時間の経過とともにおさまりますが、長引く場合はクリニックを受診しましょう。

かさぶた

シミ取りレーザー治療から時間が経つとかさぶたができ、自然にはがれて新しい皮膚があらわれます。かさぶたを無理にはがすと色素沈着を招く恐れがあるため、注意しましょう。

色素沈着

レーザーにより肌に炎症が起き、その後色素沈着になることがあります。これを炎症後色素沈着と呼びます。
炎症後色素沈着によりシミが濃くなったと感じる人もいますが、一過性のものなので、数ヵ月〜1年ほどで消失するケースがほとんどです。

シミ取りレーザーのダウンタイム中の過ごし方・注意点

やさしく洗顔する女性
ダウンタイム中は肌が敏感な状態のため、過ごし方に注意が必要です。どのような点に注意して過ごせば良いのかを紹介します。

1~2週間は保護テープを貼ったままにする

ダウンタイム中の肌は敏感な状態なので、レーザー照射をしたところに外用薬を塗り、保護テープを貼ります。かさぶたがはがれるまでは保護テープを貼ったままにするのが一般的です。
保護テープを貼ることで、肌の乾燥や太陽光による肌へのダメージを防げます。また、就寝中にうっかりこすったり、かいたりするのも防げるでしょう。
入浴時や洗顔時も保護テープを貼ったままにしておく必要があります。

サウナや激しい運動は控える

ダウンタイム中はサウナや激しい運動など、汗をかく行為を控えましょう。ダウンタイム中に汗をかくと、レーザー照射した部分がしみたり、肌への刺激になったりします。

紫外線対策を徹底する

ダウンタイム中の肌は外部からの刺激に弱く、紫外線の影響も受けやすい状態です。ダウンタイム中に紫外線を浴びてしまうとシミになる恐れがあるため、できる限り外出を控え、紫外線を浴びないようにするのが理想です。
太陽光は季節や天候にかかわらず降り注ぎ、窓ガラスを通過するため、室内にいる場合でも日やけ止めや日やけ止め下地を塗り、しっかりと対策しましょう。
外出の必要がある場合は、帽子や日傘、UVカットのサングラスなどを併用して対策するのも有効です。

肌への摩擦に注意する

ダウンタイム中は、肌への摩擦に特に注意しましょう。摩擦が肌への刺激となり、色素沈着のもとであるメラニンが過剰に生成されます。ダウンタイム中もクレンジングや洗顔を行って良いとされていますが、ゴシゴシと肌をこするようなやり方は避けます。
クレンジングでは、肌表面を指の腹でやさしくなでるようにしてクレンジング剤とメイク・汚れをなじませ、洗い流すのがポイントです。洗顔では、洗顔料で濃密な泡をたっぷりとつくり、顔全体に広げます。泡を転がすようにやさしく洗い、32〜34度のぬるま湯ですすぎ残しがないようにしっかりと流します。

レーザー治療のダウンタイム後もシミ対策が重要

クリームを塗る女性
レーザー治療後も新たなシミができる可能性があるため、シミ対策を継続することが大切。シミのもとであるメラニンにアプローチする、美白有効成分配合の美容液を取り入れるのもおすすめです。

レーザー治療後もシミが再発する可能性がある

シミ取りレーザー治療のダウンタイム後もシミ対策を継続しましょう。レーザー治療は、今できているシミを取るもので、未来のシミまでは予防できません。
シミは紫外線や摩擦などによるメラニンの過剰生成や、ターンオーバーの乱れによるメラニンの蓄積によって生じます。そのため、シミ取りレーザー治療後に再びシミができる可能性もあります。

メラニンの蓄積を抑える美白美容液でシミ対策

インナーシグナルを持つ女性の手
日々のシミ対策として、美白美容液を取り入れてみてはいかがでしょうか。美白美容液は、美白有効成分配合のものがおすすめです。美白有効成分とは、美白効果の有効性を医薬部外品として承認された成分のこと。美白有効成分には、メラニンの生成を抑えるものと、メラニンの蓄積を抑えるものがあります。
大塚製薬のスキンケアシリーズ「インナーシグナル」の美容液「リジュブネイトエキス」には、ターンオーバーを促すことでメラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ独自成分「エナジーシグナルAMP*」を配合しています。大塚製薬が肌の生まれ変わりのメカニズムに着目して開発した成分で、2004年には美白分野で初めて「メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ」効果が認められました。
保湿成分もしっかりと配合しており、水分をたっぷりと抱え込みながら年齢とともに増えるハリ不足や乾燥、キメの乱れといった肌悩みをケアします。さらに、乾燥小ジワを目立たなくする効能評価試験済みで、弾むようなハリに満ちた目もと・口もとに導きます。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ

まとめ

鑑を見て喜ぶ女性
シミ取りレーザー後、1〜2週間程度はダウンタイムの期間です。ダウンタイム中の肌は敏感なため、紫外線や摩擦などの刺激を受けやすい状態といえます。かさぶたができて自然にはがれ落ちるまでは、紫外線対策をより万全にし、クレンジング・洗顔時の摩擦にも気をつけましょう。
またレーザー治療後のシミ再発を防ぐための対策も重要です。今回紹介した「リジュブネイトエキス」などの美白美容液を日々のスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
【監修】原野 史樹

【監修】原野 史樹

大塚製薬株式会社
大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。

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