【崩れにくい】メイク前のスキンケア方法! 肌質別のポイントや注意点も解説
メイク崩れ防止には、メイク前のスキンケアによる保湿が大切です。化粧水のみで終わらせず、乳液やクリームを使ってしっかりと保湿し、肌にうるおいを与えましょう。メイク前の基本のスキンケア方法や肌質別のスキンケア方法、メイク前の注意点などを紹介します。
メイク前のスキンケアが重要な理由
メイク崩れを防ぐには、水分と皮脂のバランスを整える保湿ケアが欠かせません。ベースメイクのやり方を工夫することも大切ですが、メイク崩れが気になる人は、まずはスキンケアから見直してみましょう。
【基本】メイク前のスキンケア方法
メイク前の基本的なスキンケア方法を紹介します。肌をしっかりと保湿し、モイスチャーバランスを整えましょう。
①洗顔で汚れや余分な皮脂を落とす
顔に汚れが付着したままだとメイクののりが悪くなるので、まずは洗顔でほこりや古い角質・余分な皮脂などの汚れを落としましょう。洗顔は、乾燥や肌あれといった肌悩みの防止にもなります。
<洗顔方法>
- 顔を濡らし、手のひらで洗顔料を泡立てる。
- 泡を転がすようにしてやさしく洗う。
- 2〜34℃のぬるま湯で洗い流す。目もと・口もと・髪の生え際まですすぎ残しがないか確認する。
②化粧水で肌に水分・保湿成分を補給する
洗顔後は肌が乾燥しやすくなっているため、すぐに化粧水で水分・保湿成分を補給しましょう。
<化粧水の塗り方>
- 説明書やパッケージなどに記載されている適量の化粧水を手のひらやコットンにとる。
- 顔の中心から外側に向かって押し当てるようにゆっくりとなじませる。
- 目や鼻、口の周りになじませる。
- ホットハンドケア(手のひらをこすり合わせて温め、顔全体をやさしく包み込む)で浸透させる。
コットンを使用すると化粧水をムラなくつけられ、うるおいを均一に与えやすくなります。
③乳液・クリームで肌をうるおす
化粧水で肌にうるおいを与えた後は、乳液で水分・油分・保湿成分を与え、クリームで成分やうるおいを閉じ込めましょう。乳液には化粧水とクリームのなじみを良くする役割もあります。
油分のベタつきが気になっても、乳液とクリームは省かないのがポイント。これらを省くと、水分・保湿成分が蒸発して乾燥しやすくなり、かえってメイク崩れにつながります。ベタつきが気になる場合は、油分が少なめのさっぱりとした使用感の乳液・クリームがおすすめです。
<乳液・クリームの塗り方>
- 適量を頬・額・鼻・あごにおき、指の腹で面積の広い部分から内側から外側に向かってのばす。
- 目の周り・小鼻・鼻の下・唇の下・首にもなじませる。
- ホットハンドケアで浸透させる。
【肌質別】メイク前のスキンケア方法
自分の肌質に合わせたスキンケア方法を取り入れると、よりメイク崩れしにくくなります。肌質別に、メイク前に気を付けたいスキンケアのポイントをチェックしましょう。理想的な肌状態である普通肌の人は、先で紹介した基本のスキンケア方法を継続するのがおすすめです。
乾燥肌
水分・皮脂ともに少ない乾燥肌は、保湿力が高い化粧水・乳液・クリームの使用が重要です。さっぱりよりも、しっとりとした使用感のスキンケアアイテムがおすすめ。
洗顔後は、すぐに保湿ケアをすることも大切です。目もとや頬など、特に乾燥が目立ちやすい部分には乳液やクリームを重ねづけしましょう。
脂性肌
脂性肌は皮脂が多すぎる状態です。そのため洗顔時には、余分な皮脂を落とすよう意識しましょう。洗顔料は洗浄力が高いものを選び、皮脂が多い部分を中心にやさしく丁寧に洗います。
脂性肌であっても保湿は十分に行うのが基本です。保湿が不十分だと、乾燥や肌のバリア機能の低下といった肌悩みにつながります。ベタつきが気になる場合は、収れん化粧水や油分が少ないウォータリーな乳液・クリームの使用がおすすめです。
混合肌
混合肌は、乾燥している部分と脂浮きする部分がある状態です。乾燥しやすい部分に注意しつつ、脂っぽさが気になる部分をメインにしっかりと洗浄しましょう。
その後は顔全体を保湿し、乾燥しやすい部分には乳液やクリームを重ねづけをします。ベタつきが気になる場合は、顔全体は少なめに塗り、乾燥が気になる部分は重ねづけすると良いでしょう。
メイク前のスキンケアの注意点
メイク前のスキンケア時に注意したいポイントも紹介します。2つの注意点を意識することで、メイクの崩れにくさがよりアップするでしょう。
メイクはスキンケアアイテムが肌になじんでから
メイクは、スキンケアアイテムが肌になじんでから始めましょう。化粧水や乳液などがなじんでいないと、メイクが肌に密着しづらく、ベタつきやヨレの原因になります。スキンケア後は手のひらで押さえるようにして、化粧水や乳液をしっかりとなじませましょう。
ベタつきが取れない場合は、ティッシュオフする方法がおすすめ。肌にダメージを与えないよう、ティッシュを軽く押し当てるのがポイントです。
スキンケアの最後に日やけ止めを使用する
スキンケアの後に日やけ止めを塗ることも大切です。肌が乾燥する原因の1つに、太陽光のダメージによる肌のターンオーバーの乱れがあります。ターンオーバーとは、肌の奥の基底層から新しく生まれた細胞が徐々に肌表面へと押し上げられ、最終的に垢となってはがれ落ちるまでの周期のこと。肌のターンオーバーが乱れると、角質層の皮脂量や水分量が減少し、肌の乾燥が進行します。
また、太陽光によるダメージは、シミやシワといった肌悩みの原因にもなります。これらの肌悩みを引き起こさないためにも、スキンケア後の日やけ止めの使用を習慣化しましょう。日やけ止めは、保湿成分が配合されたものがおすすめです。
スキンケアやベースメイクを重ねることによるヨレ・崩れが気になる場合は、日やけ止め効果のある化粧下地を活用してみてください。
スキンケア+αで取り入れたいメイク崩れを防ぐ方法
最後にスキンケアにプラスして取り入れたい、メイク崩れを防ぐ方法を紹介します。
メイクの仕上げに崩れ防止アイテムを使用する
メイクの仕上げとして、テカリやすい部分をメインにフェイスパウダーをのせると、メイクのもちが良くなり、テカリも抑えられます。最後にメイクキープミストを吹きかけると、よりメイク崩れしにくく、皮脂や汗、水に強い仕上がりになるでしょう。
ファンデーションやコンシーラーは薄めに塗る
厚塗りのベースメイクは崩れやすいため、ファンデーションを塗る際は適量を薄くのばし、肌に密着させやすくしましょう。
また化粧下地を塗った後、気になる部分のみコンシーラーでカバーするメイク方法も、自然な仕上がりになりおすすめ。ファンデーションやコンシーラーは、指やスポンジでやさしく押さえるようにしてなじませるのがポイントです。
まとめ
メイク崩れの大きな原因の1つに、肌の乾燥が挙げられます。そのため、メイク前のスキンケアでは保湿が重要です。洗顔でしっかりと汚れを落とし、化粧水・乳液・クリームなどを使って入念に保湿することを心がけましょう。肌質別のスキンケアのポイントも押さえ、メイクが崩れにくい、うるおいのある肌を目指してください。
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*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ
大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。