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シミ対策

公開日:2024.05.30 更新日:2024.06.14

シミ予備軍を本格的なシミにさせない対策とは? 隠れシミのうちにケアしよう

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シミ予備軍(隠れシミ)とは、肌内部に蓄積されたメラニンのこと。今は目に見えていなくても、メラニンの蓄積量が増えると未来の肌にシミとなって現れる可能性があるので、早めに対策しましょう。シミができる仕組みやシミ予備軍のセルフチェック、予備軍の段階から取り組みたいスキンケア・生活習慣などの対策を紹介します。

シミ予備軍(隠れシミ)とは?

指で頬をなでる女性
肌内部に蓄積したメラニンは、「シミ予備軍」や「隠れシミ」と呼ばれることがあります。まずはシミ予備軍の詳しい意味と、シミができる仕組みを紹介します。

シミ予備軍の正体は肌内部のメラニン

メラニンはシミのもととなる褐色の色素で、大切な遺伝子をもつDNAを紫外線から守る働きがあります。
シミ予備軍の段階では、肌表面から褐色や黒っぽいシミは確認できません。しかし、メラニンが排出されずに肌内部に蓄積すると、色素沈着=シミになってしまいます。そのため肌内部のメラニンは、シミ予備軍や隠れシミなどと呼ばれています。

シミができる仕組み

ターンオーバーの図解
シミは、メラニンの過剰生成やターンオーバーの遅れにより、メラニンの生成と排出のバランスが崩れることで現れます。
太陽光に含まれる紫外線を浴びると、表皮の奥にあるメラノサイト(メラニン色素産生細胞)が活性化し、メラニンが過剰生成されます。通常、メラニンが生成されてもターンオーバーにより徐々に上へと押し上げられ、古い角質と一緒に肌表面から剥がれ落ちます。
ターンオーバーとは、細胞が生まれ変わる周期のことで、健康であればその周期は約30日*です。しかし、加齢などにより肌のターンオーバーが遅れると、メラニンが上手く排出されずに蓄積してシミになります。
この他、ホルモンバランスの崩れでメラニン生成が促されたり、肌の炎症後に色素沈着が起きたりしてシミになることもあります。
*顔での推測値

シミ予備軍セルフチェック

頬に手を当てる女性
今は目立つシミがなくても、メラニンの過剰生成やターンオーバーの遅れにより、シミ予備軍がシミとなって肌表面に現れる可能性があります。
シミ予備軍があるか心配な人は、以下のチェックリストで確認してみましょう。当てはまる個数が多いほど、シミ予備軍が本格的なシミになる可能性が高いといえます。
【シミ予備軍のセルフチェックリスト】

<メラニンの過剰生成>

  • 1年中、室内外ともに日やけ対策をしていない。
  • 肌を強くこする癖がある。
  • 妊娠・閉経などでホルモンバランスが乱れている。

<ターンオーバーの遅れ>

  • 毛穴が目立つ。
  • 肌が乾燥しやすい。
  • くすみが目立つ。
  • 小ジワが気になる。
  • ストレスを抱えている。
  • 睡眠不足の状態が続いている。

シミ予備軍をシミにさせない7つの対策

シミ予備軍を本格的なシミにさせないためには、日々のスキンケアや生活習慣でアプローチすることが大切です。シミになる前から取り組みたい、7つの対策を紹介します。

1. 日やけ対策を徹底する

木々の隙間から漏れる太陽の光
メラニンの過剰生成を抑えるために、季節・室内外問わず1年を通して日やけ対策を行いましょう。具体的な日やけ対策として、「日やけ止めや日焼け止め下地を塗る」「日やけ防止グッズを使用する」などが挙げられます。
日やけ止めを選ぶときは、SPF値・PA値はチェックしましょう。SPF値・PA値が高いほど効果も高まりますが、肌への負担になる場合があります。日常生活ではSPF20+程度がおすすめです。
日やけ止めを塗る際は、おでこ・鼻の頭・頬・あご・耳の裏など、顔の中でも特に日やけしやすい部位に注意します。これらの部位に日やけ止めを重点的に塗布し、塗りムラや塗り残しのないよう丁寧になじませます。
紫外線の強い真夏は、日傘・帽子・UVカットサングラス・長袖の服など、日やけ防止グッズを併用するとより効果的です。

2. 丁寧なスキンケアを行う

ボトルから美容液を出す女性
丁寧なスキンケアは、健やかな肌を保つために重要です。
洗顔で余分な皮脂や汚れを落とし、肌を清潔に保つことは、ターンオーバーを整えることにつながります。洗顔のコツは、洗顔料をたっぷりと泡立ててキメの細かい濃密な泡をつくり、なじませるようにやさしく洗い上げること。
洗顔後は、スキンケアでしっかりと保湿しましょう。化粧水・乳液・クリームなどを使い、水分と油分をバランス良く補うのがポイントです。
保湿は肌を守る働きであるバリア機能を高めます。バリア機能が低下していると、太陽光や摩擦による刺激を受けやすくなり、シミにつながります。

3. 美白化粧品を取り入れる

美白成分が配合された化粧品を取り入れるのも、シミ対策に効果的です。メラニンの生成や蓄積を抑える成分が配合された美容液などを取り入れてみましょう。
<メラニン生成を抑える成分>
ビタミンC誘導体
カモミラET
アルブチン
コウジ酸
リノール酸 など
<メラニンの蓄積を抑える成分>
エナジーシグナルAMP*
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ

4. 肌を強くこすらない

炎症によるシミを防ぐため、スキンケア時やかゆみを感じたとき、タオルで拭くときなどに肌を強くこすらないよう注意しましょう。顔に触れるときは意識的にやさしく触れるよう習慣づけると、無意識のうちに強くこするのを防げます。

5. 酸化を防ぐ

テーブルに並べられた食材
紫外線によって活性酸素が発生すると、細胞の酸化を防ぐためにチロシナーゼという消化酵素が活性化し、メラニンが過剰につくられます。食品から酸化を防ぐ栄養素を積極的にとることで、メラニンの過剰生成を抑える効果が期待できるでしょう。
栄養素 主な働き 多く含まれる食材
ビタミンC 酸化防止、メラニン分解効 オレンジ、レモン、ブロッコリー、さつまいも など
ビタミンE 抗酸化作用、血行促進、新陳代謝の活性化 アーモンド、大豆、卵、青魚 など
アスタキサンチン 活性酸素の除去 鮭、イクラ、カニ、エビ など
ビタミンA 抗酸化作用 バター、卵黄、ニンジン、ほうれん草 など
ポリフェノール 抗酸化作用 チョコレート、緑茶、豆類、オレンジ など
カロテノイド 抗酸化作用 マンゴー、柑橘類、トウモロコシ、卵黄 など
※過剰摂取は副作用を引き起こす可能性があるため、栄養が偏らないよう注意しましょう。

6. 十分な睡眠をとる

眠っている女性
睡眠中は、ターンオーバーを促進するといわれる成長ホルモンが分泌されます。そのため、十分な睡眠を心がけましょう。日中眠くなる、休日は遅くまで寝てしまうという人は睡眠不足の可能性があります。
さらに、質の良い睡眠も成長ホルモンの分泌を活性化させるといわれています。夜更かしや夜に強い光を浴びるなどの行動は睡眠のリズムを狂わせるため、注意が必要です。以下のような就寝前のポイントを押さえ、十分で質の良い睡眠を確保しましょう。

<就寝前のポイント>

  • 入眠の1〜2時間前に40度程度のお風呂に15分間入る。
  • 寝る直前はスマートフォン・PCの使用、カフェインの摂取は控える。
  • 夜は早めに照明を落とす。

7. ストレスを溜めない

ストレスは、ターンオーバーを促す成長ホルモンの分泌を抑制するといわれています。自分に合うストレス解消法は人それぞれですが、何をすれば良いか悩んだときは以下の方法を試してみてください。

<ストレス解消法の例>

  • ネガティブな情報(SNS・テレビなど)を遮断する。
  • 軽く汗がにじむ程度の有酸素運動を、週に2回、30分ほど取り入れる。
  • 好きなものを食べる。
  • 趣味の時間をつくる。
  • 休日にポジティブな予定を入れる。
  • 十分な睡眠をとる。

まとめ

肌の調子を確かめる女性
肌内部のシミ予備軍であるメラニンは、誰の肌にも存在するものです。しかし対策をせずに放置していると、メラニンが肌内部に蓄積し、シミとなって現れる可能性があります。メラニンの過剰生成を抑え、排出をスムーズに促す対策で、シミ予備軍が本格的なシミになるのを防ぎましょう。
シミ対策の美白化粧品を検討しているなら、大塚製薬のインナーシグナルがおすすめです。独自の美白有効成分「エナジーシグナルAMP*」配合により、ターンオーバーを促すことでメラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎます。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ
【監修】原野 史樹

【監修】原野 史樹

大塚製薬株式会社
大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。

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