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スキンケア

公開日:2023.01.27 更新日:2023.08.09

【朝・夜】スキンケアの順番は?アイテムごとの役割・ケアのポイントも解説

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スキンケアアイテムは、朝・夜それぞれ適切な順番で使用することによって、効果が発揮されやすくなります。この記事では、各スキンケアアイテムの役割や、朝・夜のスキンケアの順番を紹介します。また、スキンケアの際に意識したいポイントも解説しているので、そちらも押さえておきましょう。

朝・夜のスキンケアの目的とは

スキンケアをする女性
朝・夜用のスキンケア化粧品の役割は大きく分けて4つあります。
  1. 肌を清潔にする。
  2. うるおいを保つ。
  3. ターンオーバーを促進する。
  4. 太陽光から肌を守る。

スキンケアアイテムごとの役割

並んだスキンケアアイテム
スキンケアアイテムは種類によって、皮膚の洗浄、水分・油分補給など、役割がさまざまです。それぞれの役割を知っておくと、各アイテムの適切な順番を理解することにつながるでしょう。スキンケアアイテムごとの主な役割を紹介します。

クレンジング:油性の汚れを落とす

クレンジングは、メイクや皮脂汚れなどの油性の汚れを落とすアイテム。種類はさまざまで、オイル・ミルク・ジェル・ローション・クリームなどのタイプがあります。

洗顔:水性の汚れや古い角質を落とす

油性の汚れを落とすクレンジングに対して、洗顔は古い角質やほこり、汗といった水性汚れを落とすものです。こちらも、クリーム・パウダー・液体など、さまざまなタイプがあります。

化粧水:肌に水分や保湿成分を補給する

主に、肌の角質層へ水分や保湿成分を届ける役割を担っているのが、化粧水です。肌のモイスチャーバランスを保ち、健康的な状態に整えます。収れん剤が配合された化粧水は、皮膚や毛穴を引き締める効果もあります。

乳液:肌をやわらかくしてうるおいをキープする

保湿成分・水分とともに油分を補給し、肌をやわらかくしてうるおいを守るのが乳液の役割。また、化粧水とクリームの「つなぎ」の役割も担っています。保湿に特化した乳液の他、ファンデーション効果や日やけ止め効果を併せ持つものもあります。

美容液:特定の肌悩みをケアする

美容液の目的は保湿に加え、特定の肌悩みケアです。訴求成分を多く配合しているのが特徴。美白やシミ、シワ対策などが多く、また顔全体に使うものや部分的に使うものなどさまざまなタイプがあります。

クリーム:肌の乾燥を防ぐ

化粧水や乳液などで補った成分やうるおいを閉じ込め、乾燥を防ぐのがクリームの役割です。肌表面にフタをしないと、時間とともにうるおいが蒸発してしまいます。べたつくからと敬遠せずに、さらっとしたつけ心地なのに保湿力が高いクリームを探してみてください。

マスク:顔全体の集中ケアをする

保湿成分や美容成分が配合されたマスクは、顔全体の集中ケアをするのが役割です。よくあるのは、美容液を含んだシートタイプのもの。マスクをはがした後は、手で残った液をなじませます。

日やけ止め:シミ・そばかすの防止

日やけ止めは、日やけによるシミ・そばかすを防ぐ役割があります。太陽光を受けると肌の乾燥も進むため、保湿成分が配合されたものを選びましょう。

オールインワン:肌をうるおし、補い、守る

化粧水・乳液・クリームなどの機能が1つにまとめられているのが、オールインワンの特徴です。さまざまなスキンケアアイテムを重ねる手間がなく、手軽に効果的なスキンケアができます。

【朝・夜】スキンケアの順番

夜のスキンケアをする女性
スキンケアアイテムごとの役割を理解し、朝と夜それぞれ適切な順番でスキンケアを行うことで、スキンケアアイテムの効果が発揮されやすくなります。続いて、朝と夜のスキンケアの順番を紹介します。

朝のスキンケアの順番

朝のスキンケアでは、寝ている間に溜まった肌の汚れを落とし、うるおいの補給、日中に受ける外的刺激から肌を守るための対策をします。日中のべたつきやテカリを気にして油分を避けると、肌はうるおいを失いモイスチャーバランスを崩してべたつくようになります。また外的刺激から肌を守るバリア機能も弱まるため、朝も乳液とクリームでしっかり保湿しましょう。
【朝のスキンケアの順番】
  1. 洗顔
  2. 美容液
  3. 化粧水
  4. 乳液
  5. クリーム
  6. 日やけ止め(化粧下地も兼ねている日やけ止めの場合も同じ)

夜のスキンケアの順番

夜のスキンケアでは、メイクや皮脂の汚れを落とし、うるおいや成分を効率的に補います。油分もしっかり補給して、うるおいをキープしましょう。
【夜のスキンケアの順番】
  1. クレンジング
  2. 洗顔
  3. 美容液
  4. 化粧水
  5. 乳液
  6. クリーム
しっかりと肌を整えたいときは、集中ケアとしてマスクなどの美容液シートを取り入れるのもおすすめです。使用するタイミングや使用頻度などは商品ごとに違うため、説明書などを確認しましょう。
朝・夜ともに、目もと用のクリームや唇用美容液といった部分ケアをプラスする場合は、クリームの後に使用します。また、美容液の順番はタイプや成分などによって異なるため、説明書などに書かれている適切なタイミングで使用することが大切です。
オールインワンを使用する場合は、基本的に化粧水~クリームの代わりに取り入れます。ただし、こちらも商品によって使用方法が異なるため、説明書などを確認しておきましょう。
シミ対策・保湿をメインにスキンケアを行いたい人には、大塚製薬の薬用スキンケア「インナーシグナル」がおすすめです。配合されている「エナジーシグナルAMP*」がメラニンの蓄積を抑え、しみ・そばかすを防ぎます。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT

スキンケアの際に意識したいポイント

泡で洗顔する女性
スキンケアを行うにあたって、意識すべきは順番だけではありません。他にも、肌の健康を守るために、覚えておきたいポイントがあります。最後に、スキンケアの順番以外で意識したいポイントを2つ紹介します。

洗顔は朝晩が基本

寝ている間も肌は汗や皮脂を分泌します。皮脂は紫外線や大気中の酸素の影響を受けて酸化され、過酸化脂質に変化し、くすみや肌あれの原因にもなります。また朝に洗顔をすることで肌汚れをクリアにし、スキンケアの浸透を良くすることで、乾燥を防ぎくすみの防止にもつながります。

スキンケアアイテムの使用方法・順番・使用量などは説明書通りに

スキンケアアイテムの使用方法は商品ごとに違うため、説明書などの記載通りに使用しましょう。また、効果感を得るために適切な使用量でケアすることも大切です。マスクなどの集中ケア向けアイテムは、使用頻度や使用時間も確認しておきたいポイント。記載されているよりも長い時間使用した場合、シートが乾燥したり、肌との密着性が弱まったりすることがあります。

まとめ

鏡で肌の状態をチェックする女性
朝と夜、それぞれ適切な順番を守ってスキンケアを行うことで、アイテムごとの効果を十分に活かせるようになります。スキンケアアイテムごとの役割を踏まえながら、目的に合った使い方ができているか、現在のスキンケアの順番が適切か、見直してみてください。朝と夜の効果的なスキンケアで、健やかな肌を保ちましょう。
【監修】原野 史樹

【監修】原野 史樹

大塚製薬株式会社
大津スキンケア研究所 所長

1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。

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