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スキンケア

公開日:2023.07.31 更新日:2023.08.09

洗顔方法が未来の肌を決める!? ポイントを押さえた洗顔で肌悩みを防ごう

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スキンケアの基礎とも言える洗顔。メイクや肌の汚れを落とし、化粧水などのスキンケアアイテムを浸透させやすくする大事な役割があります。洗顔を行う際は基本的な手順を押さえた上で、肌タイプに合ったアイテムや方法を取り入れるのがおすすめです。基本の洗顔方法や肌タイプ別の洗顔・スキンケアの方法を紹介します。

洗顔の重要性

洗顔料でたっぷりの泡を作った女性
洗顔は日常生活で皮膚に付着する汚れを取り除き、清潔な肌を保つために行います。皮膚の汚れには、余分な皮脂や古くなった角層をはじめ、ほこりやメイク残りなども含まれます。
これらの汚れを除去することは肌のターンオーバーを整えることにもつながるため、洗顔は健康な肌に欠かせない習慣です。ターンオーバーとは肌の細胞が生まれ変わる周期のこと。肌悩みのない健やかで美しい肌を保つためには、ターンオーバーを正常に整える必要があります。
余分なものがついていない状態に肌をリセットする洗顔は、スキンケアの基礎と言えるでしょう。

基本的な洗顔方法

洗面所で洗顔をする女性
洗顔の際はやさしく丁寧に洗い上げるのがポイントです。まずは基本的な洗顔方法について、押さえておきましょう。

1. 顔を濡らし、洗顔料を泡立てる

手をきれいに洗い、クレンジングをした後に洗顔を行います。洗顔時は手や顔をあらかじめ水で軽く洗う「予洗い」を行うと、洗顔料が泡立ちしやすく泡も持続しやすくなります。
洗顔料を泡立てる際は、たっぷりと濃密な泡をつくるのがポイントです。キメが細かく弾力のある泡は、肌の上で転がすだけで汚れを吸着します。手のひらに洗顔料を出したら、手のひらの真ん中をくぼませ、ぬるま湯を少しずつ加えながら泡立てていきましょう。手のひらを逆さまにしても落ちないくらいの弾力が理想です。

2. 泡を転がすようにしてやさしく洗う

つくった泡を顔全体に広げ、肌の上で転がすようにしてやさしく洗います。目や口、鼻のまわりなどの細かい部分は、特に丁寧に洗います。メイクや汚れを落としたいからといってゴシゴシこするような洗い方は避けましょう。

3. ぬるま湯でしっかりとすすぐ

洗い終わったら32~34℃のぬるま湯ですすぎます。すすぎ残しは肌悩みの原因になる可能性があるため、目もとや口もと、鼻まわり、髪の生え際など、細かいところまで丁寧に洗い流しましょう。
朝・夜の基本のスキンケアについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

洗顔時のポイント

グリーンのタオルと洗顔料
洗顔時はできるだけ肌への刺激を減らし、うるおいを保ちつつ汚れを落とすことが大切です。また洗顔は、1日中屋内で過ごした日にも行います。健康で美しい肌を保つために、ポイントを押さえた洗顔を心がけましょう。

洗顔は朝晩行う

洗顔は夜だけではなく、朝も行うのが基本です。寝ている間に分泌される汗や皮脂は、大気中の酸素と結びついて過酸化脂質に変化します。過酸化脂質は日やけや肌荒れなどの肌悩みを引き起こす原因になるため、洗顔で洗い流しましょう。朝の洗顔で寝ている間の汚れを落とすことで、スキンケアの浸透も良くなります。

肌への刺激を減らす

洗顔時にメイクや汚れを落としたいからといって、強くこするのは禁物です。肌に刺激を与え、色素沈着の原因になります。角質層は肌のバリア機能を保持する重要な役割を持っていますが、過度に肌をこすると角質層が傷つき、バリア機能が低下してしまいます。
また熱いお湯は、必要なうるおいまで洗い流してしまうおそれがあるため、すすぎはぬるま湯で行いましょう。この時シャワーを直接肌に当てることはせず、手を使って丁寧に洗い流します。

うるおいを保ちながら汚れを落とす

洗顔は肌表面に付着した汚れやほこりなどを落とすのが目的ですが、うるおいを保ちながら洗い上げることも意識したいところ。保湿成分を配合した洗顔料なら、うるおいをキープしながら洗えます。
大塚製薬のスキンケアシリーズ「インナーシグナル」の洗顔フォーム・洗顔せっけんは、数種類の保湿成分*をバランス良く配合しているため、洗い上がりがしっとり。肌への負担を最小限に抑え、毛穴の奥の汚れまできれいに落とします。
洗顔後のスキンケアとして、美容液・オールインワンなども用意しています。美容液・オールインワンは、大塚製薬独自の薬用有効成分「エナジーシグナルAMP*」を配合しているのが特徴です。肌のターンオーバーを促すことでメラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎます。
*グルコース誘導体、ジグリセリン、アデノシンリン酸、乳酸ナトリウム
**アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ

【肌タイプ別】洗顔・スキンケアの方法

頬に手を当てる女性
最後に、肌タイプ別におすすめの洗顔・スキンケアの方法を紹介します。自分の肌タイプに合った方法やアイテムで洗顔・スキンケアを行うことで、より効果を期待できるでしょう。

【普通肌】は現状の洗顔・スキンケアでOK

普通肌は皮脂と水分のバランスが良い状態の肌で、キメが細かく毛穴が目立ちにくいのが特徴です。基本的には現状の洗顔・スキンケアで問題ありません。
もし季節や年齢によって肌質が変化してきたら、その時の肌タイプに合ったスキンケアに変えてみると良いでしょう。

【乾燥肌】は適度に油分を補おう

乾燥肌はキメが細かく毛穴は目立ちませんが、カサついてツヤがない状態。皮脂や水分が少なくバリア機能が低下しているため、湿疹やかゆみなどの肌悩みが起こりやすい傾向があります。
洗顔後は特に肌が乾燥しやすいので、保湿成分を配合した洗い上がりがしっとりする洗顔料を使うのがおすすめです。化粧水や乳液で水分と油分をバランス良く補い、スキンケアの最後にクリームでふたをしましょう。

【脂性肌】は洗浄力が強めの洗顔料がおすすめ

皮脂が多く顔全体が油っぽい脂性肌は、キメが粗く毛穴が目立ちやすいのが特徴です。化粧崩れがしやすいという傾向もあります。
角質がたまりやすいため、洗浄力が強めの洗顔料を使い、皮脂が多く出る部位を中心にやさしく洗いましょう。洗顔後は適度に水分と油分を補います。

【混合肌】は部位に合わせたスキンケアを

混合肌は脂っぽい部分と乾燥している部分が混合している状態です。部位によってキメが粗く、毛穴が目立ちやすいのが特徴。季節や体調によって肌の状態が変化しやすくなります。
乾燥している部位に注意しつつ、脂っぽさが気になる部位はしっかり洗い上げるようにしましょう。洗顔後、乾燥が気になる部位にはクリームを重ねづけするのがおすすめです。

まとめ

洗顔後にタオルで顔を拭く女性
洗顔で清潔な肌に整えることで、スキンケアアイテムによって与えられるうるおいや美容成分が浸透しやすくなります。肌荒れなどに悩んでいる人は、まずは洗顔を見直してみてはいかがでしょうか。自分の肌タイプに合わせた洗顔・スキンケア方法も取り入れて、肌悩みを予防しながら未来の健やかな肌をつくりましょう。
【監修】原野 史樹

【監修】原野 史樹

大塚製薬株式会社
大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。

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