スキンケア
公開日:2023.04.28
更新日:2023.08.09
肌質改善につながるスキンケアとは?肌タイプ別に解説
肌質改善とは、スキンケアなどにより健康で理想的な肌状態に近づけていくことです。自分の肌タイプを知り、それに合ったスキンケアを行うのがポイント。肌悩みを抱えている人は、肌質改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。それぞれの肌タイプの特徴や肌質改善につながるスキンケア、生活習慣などを紹介します。
肌質改善の前に!肌タイプをチェック
肌質改善において、自分の肌タイプに合ったスキンケアは不可欠です。まずは自分の肌が、普通肌・乾燥肌・脂性肌・混合肌のどのタイプに当てはまるのか確認しましょう。
普通肌:キメが細かくハリやツヤがある
普通肌とは健康的な肌の状態のことで、ノーマルスキンとも呼ばれています。キメが細かく毛穴が目立ちにくい、なめらかな肌が特徴。また適度なツヤ・ハリがあり、健康的な肌色をしています。
普通肌は皮脂と水分のバランスがとれており、肌のターンオーバーも整っているため、肌荒れしにくい状態です。ただし四季がある日本では肌が気候の影響を受けやすく、普通肌でいられる期間は少ないといわれています。
乾燥肌:全体的にカサカサしている
乾燥肌は水分も皮脂も少なく、うるおいが足りていない状態です。肌がカサカサしていてツヤがなく、洗顔後に肌が突っ張っているように感じる人は、乾燥肌の可能性があります。
刺激に敏感で肌荒れが起きやすく、乾燥による目元や口元の小じわが目立ちやすいのが特徴です。
脂性肌:テカリ・ベタつきがある
脂性肌は、水分は足りているものの皮脂の分泌量が過剰な肌状態。テカリやベタつきがあり、肌のキメが粗いのが特徴です。
特に鼻や頬の毛穴が目立ちやすく、ニキビや吹き出物ができやすい傾向があります。洗顔をしても脂浮きしてしまうタイプの人は、脂性肌かもしれません。
混合肌:乾燥している部分と脂浮きする部分がある
混合肌は、乾燥肌と脂性肌、両方の性質を持つ肌タイプです。Tゾーンはベタつき、目元・口元・頬は乾燥しているなど、部分ごとに特徴が分かれます。また、季節や環境によって肌質が変わりやすいのも混合肌の特徴です。
【肌タイプ別】肌質改善につながるスキンケア
続いて、それぞれの肌タイプに合ったスキンケアを紹介します。肌タイプごとに足りない水分、または油分を補うのがポイントです。
普通肌:現状のスキンケアを継続する
普通肌は水分と皮脂のバランスが良い状態なので、現状のスキンケアをそのまま続けるのがおすすめです。
ただし、もとは普通肌であっても、季節や年齢によって変化してカサついたり、ベタつきが気になったりする場合があります。肌質が変化したと感じたら、そのときの肌タイプに合ったスキンケアを取り入れてみましょう。
乾燥肌:水分・油分をしっかりと補給する
乾燥肌は水分も油分も足りていない状態なので、両方をスキンケアでしっかりと補給します。
洗顔や入浴の後は皮脂が洗い流されて、特に肌が乾燥しやすいタイミングです。そのため、すぐに保湿することが大切。保湿力の高い化粧水を使用して、しっかりとうるおいを与えましょう。
水分を補給した後は、適度な油分を補い、水分が逃げないよう保護膜をつくります。乳液やクリームを使って油分を補給し、水分が蒸発するのを防ぎましょう。
脂性肌:肌の清潔を保ち、保湿する
脂性肌の人は、洗浄力の強い洗顔料を使用して、皮脂の多い部分を中心にやさしく丁寧に洗顔しましょう。
洗顔後は、化粧水や乳液などで適度な水分と油分を補給します。うるおいが逃げないよう、クリームでフタをするのも忘れずに。
混合肌:部位ごとに適したスキンケアを行う
洗顔時は乾燥しやすい部分に注意しつつ、ベタつきや脂っぽさが気になる部分をメインにしっかりと洗浄します。洗顔後は化粧水と乳液でしっかりと保湿を。乾燥が気になる部分にはクリームの重ねづけがおすすめです。
肌質改善に向けて注意したいスキンケアのポイント
肌質改善に取り組む際は、すべての肌タイプに共通して注意したいスキンケアのポイントも押さえておきましょう。美しく健康的な肌を目指すためのポイントを紹介します。
クレンジングや洗顔を丁寧に行う
クレンジングや洗顔時は力を入れてこすらないよう注意しましょう。こすり過ぎると肌が炎症を起こし、シミなどの原因になります。
泡をたっぷりとつくり、転がすように洗います。熱いお湯で洗い流すと必要な皮脂まで一緒に流れてしまうため、32〜34℃のぬるま湯を使用するのがポイントです。シャワーは直接当てず、手を使って丁寧に洗い流します。
すすぎ残しは肌荒れにつながるので、洗顔料が残らないよう鼻や髪の生え際までしっかりと洗い流しましょう。
日やけ対策を欠かさない
日やけはシミ、くすみ、肌の老化などさまざまな肌悩みの原因になるので、対策が欠かせません。
太陽光は季節・天気にかかわらず降り注いでいるため、1年を通して日やけ対策が必要です。また、屋内にいても窓などを通して日やけをする可能性があるので、外出の予定がなくても日やけ止めや化粧下地を塗っておきましょう。
日やけ止めは、ライフスタイルに合わせて選ぶことがポイント。よほど長時間外出することがないような日常生活であれば、SPF20+ほどの日やけ止めで十分です。
日差しの強い夏には、日傘や帽子、長袖の服、UVカットサングラスの併用がおすすめです。
ターンオーバーを乱さない
ターンオーバーとは、肌細胞の生まれ変わりの周期のこと。これが正常な周期で繰り返されると健康的な肌が保たれます。反対に、ターンオーバーが乱れるとシミ、シワ、くすみなどの原因につながります。そのため、肌質改善にはターンオーバーを乱さないスキンケアも取り入れましょう。
肌質改善につながる生活習慣
スキンケアはもちろん、生活習慣も見直してより健康的な肌を目指しましょう。肌質改善につながる生活習慣を紹介します。
良質な睡眠をとる
健康的な肌を保つには、良質な睡眠も必要です。十分な睡眠を確保すれば、シワ、たるみ、肌荒れ、かゆみ、ニキビの対策につながります。
しかし年齢や性別、体質などによって適切な睡眠時間は異なります。日中に眠気で困ることがないかどうかを目安に、自分にとっての適正時間を探してみましょう。
体内リズムを整え、寝つきを良くするには以下の習慣が効果的です。
- 朝起きたらカーテンを開け朝日を浴びる。
- 朝食をきちんと食べる。
- 寝る前にスマートフォンやパソコン画面をなるべく見ないようにする(早めに電源を切る)。
バランスの良い食事を摂る
バランスの取れた食事も、美しい肌をつくるために重要です。肌に良いとされる以下の栄養素を積極的に取り入れましょう。
栄養素 |
効果 |
多く含まれる食品 |
アスタキサンチン |
活性酵素を消去する |
鮭、イクラ、カニ、エビ |
ビタミンC |
酸化を防止し、メラニンを分解する効果がある |
レモン、オレンジ、グレープフルーツ、柿、キウイフルーツ、トマト、ブロッコリー |
ビタミンE |
新陳代謝を活性化する |
ひまわり油、キャノーラ油などの油脂類、アーモンド、イクラ、たらこ、青魚、マヨネーズ |
ビタミンB2 |
代謝に関与する |
レバー、イワシ、大豆、牛乳 |
ビタミンB6 |
脂肪・アミノ酸代謝に関与する |
レバー、牛肉、イカ、玄米 |
ビタミンA |
正常な皮膚、粘膜を維持する |
レバー、ニラ、春菊、ニンジン、ホウレン草 |
タンパク質 |
皮膚を構成する |
まぐろ赤身、鶏ささみ、豆腐、卵、牛乳、ヨーグルト |
まとめ
現状の肌タイプを知り、肌の状態に合わせたスキンケアを行うことが肌質改善の第一歩です。また睡眠や食事といった生活習慣を見直すなど、内側からのアプローチも重要。肌タイプごとのポイントを押さえたスキンケアと健康的な生活を継続し、理想的な肌質を目指しましょう。
大塚製薬の「インナーシグナル」は、有効成分「エナジーシグナルAMP*」によりターンオーバーを促すことでメラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎます。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ