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シミ対策

公開日:2023.03.30 更新日:2023.08.09

40代からのシミ対策|増えたシミ&消したいシミへのアプローチ方法とは

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40代になると「それまであまり意識していなかったシミが急に目立つようになってきた」と感じる人が多いようです。その原因として、長年の紫外線による影響や、加齢に伴う肌のターンオーバーの遅れなどが挙げられます。40代で増えやすいシミの種類や40代からのシミ対策、今あるシミの治療法などについて紹介します。

40代で急にシミが増えた?その理由とは

40代に入り急にシミが増えたと感じる場合、メラニンの蓄積や肌のターンオーバーが関係している可能性があります。そこでまずは、40代で急にシミが増えたと感じる理由について解説します。

長年蓄積したメラニン

メラニンができるメカニズム
40代でシミが急に増えるのは、それまで長年浴び続けた紫外線によってできたメラニンが、排出されずに(肌内部で)蓄積されているためです。
メラニンは、新しい細胞を生み出す基底細胞間のメラノサイトによって生成されます。そして、そのきっかけとなるのが紫外線。大量の紫外線を浴び続けることによりメラニンが過剰に生成・蓄積され、シミとして現れます。

加齢などによる肌のターンオーバーの遅れ

ターンオーバーのしくみ
加齢などにより肌のターンオーバーが遅れることも、シミが増える原因の1つです。ターンオーバーが正常であれば、メラニンが生成されても肌表面からスムーズに排出されます。しかし加齢などによってターンオーバーが遅れると、生成されたメラニンが排出されずに蓄積し、結果的にシミになります。

40代で増える主なシミの種類

鏡をのぞき込む女性
40代で目立ち始めるシミには、老人性色素斑・肝斑・炎症後色素沈着の3つがあります。それぞれの原因は、紫外線や女性ホルモンなどさまざま。シミ対策につなげるためにも、まずは40代で目立ち始めるシミの種類と、その原因を押さえておきましょう。

老人性色素斑(日光性黒子)

顔をはじめ、腕や背中などに多く現れてくるのが老人性色素班です。紫外線によるダメージが長年蓄積されることで発症し、年齢が上がるにつれて増える傾向があります。
老人性色素班は褐色や黒っぽい色をしており、シミとそうでない部分の境目がはっきりしているのが特徴です。なかには少し盛り上がっているものもあります。

肝斑

肝斑は、紫外線の影響や女性ホルモンの乱れが原因となって発症するシミの1種です。30~40歳代に多く、おでこや頬の上部分などに、左右対称的にできるのが特徴です。
妊娠や加齢などによる女性ホルモンの変動で、肝斑が出やすくなるとされています。予防するためには紫外線対策以外に、ストレスをできるだけ避け心身ともに十分な休養をとるなど、生活習慣を整えることも大切です。

炎症性色素沈着

炎症性色素沈着とは炎症が起きた後に、色素が沈着してできたシミのことです。
例えば、洗顔や入浴時などに、日常的に肌に負担がかかるような摩擦を繰り返すことで、肌に炎症が起きてシミとなります。また肌に合わない化粧品などによって起こる皮膚炎や、ニキビ跡などの色素沈着が原因で発症する場合もあります。

40代からのシミ対策

美白ケア用のスキンケア
増え続けるシミを予防するためには、日ごろのスキンケアや紫外線対策が大切。肌のターンオーバーを促してメラニンの蓄積をおさえ、美白ケアや保湿成分が配合されたスキンケアアイテムを取り入れるといった点を意識しましょう。また、紫外線は年間を通して対策することがポイントです。

肌のターンオーバーを整える

メラニンを蓄積させないようにするためには、肌のターンオーバーを整えることが大切です。
先述したようにシミは、生成されたメラニンがスムーズに排出されずに蓄積することで現れます。加齢とともに肌のターンオーバーが徐々に遅れるため、ターンオーバーを促してメラニンの蓄積をおさえましょう。例えば、シミ・そばかすを防ぐ成分が配合されたスキンケアアイテムを取り入れるなどがおすすめです。

美白ケア・保湿ケアに取り組む

日やけによるシミなどを予防するために、美白ケア成分が配合されているスキンケアアイテムを取り入れるのも良いでしょう。
メラニンの生成をおさえることでシミの予防が期待できる美白成分としては、ビタミンC誘導体やアルブチン、コウジ酸やトラネキサム酸などが挙げられます。
また、日やけなどの肌ダメージをできるだけ防ぐために、十分な保湿を心がけましょう。年齢を重ねると肌が乾燥しやすくなるため、ヒアルロン酸、スクワラン、セラミドなどといった保湿成分が配合されているスキンケアアイテムの使用もおすすめです。

紫外線対策を行う

シミが生成される原因となる紫外線対策をすることも、未来のシミ予防にとって重要です。
日差しの強い春〜夏は日やけ対策を意識する人が多いですが、紫外線は1年を通して降り注いでいます。そのため、年間を通した日やけ対策を行うことが大切。日やけ止めや、日傘・日よけアームカバーなどを使用しましょう。また屋外だけではなく、屋内にいても紫外線を浴びる可能性があります。屋内にいる時も日やけ止めなどを使用するようにしましょう。
日やけ止めは肌が乾燥しているとムラになりやすいため、保湿をしてからムラなく塗布するのがポイントです。

できてしまったシミの治療法

飲み薬と水が入ったコップ
既にできてしまっているシミは、医療機関で処方される薬の使用やレーザー治療、ピーリングなどによって改善が期待できます。最後に、できてしまったシミの主な治療法を紹介します。

薬の服用

既にできているシミは、皮膚科で治療を行うことができます。例えば肝斑にはトラネキサム酸を服用したり、トレチノインやハイドロキノンといった塗り薬などで治療します。

レーザー治療

薬による治療の他にも、老人性色素班などの場合はレーザー治療やフラッシュライトといった光治療が行われます。患部にレーザーを当てて異常な角化細胞を壊し、正常な角化細胞の再生を促すことで症状を改善します。

ピーリング

肝斑や老人性色素班などの治療には、ケミカルピーリングも行われます。
ピーリングとは、グリコール酸サリチル酸などの化学薬品を肌に塗布し、皮膚をはがすことによって起こる効果を利用した治療法のこと。薬剤によって皮膚を剥がしターンオーバーを促したり、メラニン色素に直接働きかけることでシミを薄くしたりすると言われています。使用する薬剤や濃度は、皮膚やシミの種類・状態によって異なるものが用いられます。

まとめ

白いシャツを着た女性
肌のターンオーバーが遅れやすい40代は、シミをはじめさまざまな肌悩みが気になる年代。未来のシミ予防として、日ごろのスキンケアにシミ対策を取り入れてみましょう。また、既にできてしまっているシミにアプローチしたい場合は、医療機関で受けられる治療を検討するのも1つの方法です。治療後も同じ場所にシミができやすいため、ターンオーバーを整えるケアを続けましょう。年間を通した紫外線対策も行いながら、いつまでも健康な肌を目指してください。
40代からのシミ対策に取り組むなら、大塚製薬の「インナーシグナル」がおすすめです。有効成分「エナジーシグナルAMP*」配合により、メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎます。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT
【監修】原野 史樹

【監修】原野 史樹

大塚製薬株式会社
大津スキンケア研究所 所長

1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。

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