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シミ対策

公開日:2024.05.30

40代でもシミがない人の特徴は? できやすいシミの種類やシミ対策を解説

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40代でもシミがない人はどのようなスキンケアや対策をしているのか、気になったことはないでしょうか。シミがない人を目指すなら、シミの主な原因である、太陽光のダメージやターンオーバーの乱れにアプローチすることが大切です。シミの種類や原因、40代でもシミがない人の特徴を踏まえ、3つのシミ対策を紹介します。

40代頃からシミが目立つ理由

メラニン生成・メラニン排出の図
シミは、メラニンと呼ばれる褐色の色素が肌に蓄積されることで発生します。つまり、メラニンはシミのもとといえます。太陽光に含まれる紫外線の影響などにより、表皮の奥にあるメラノサイトという細胞が活性化し、メラニンが過剰に生産されます。
肌の生まれ変わりの周期であるターンオーバーが正常であれば、メラニンがつくられても肌の上部へと押し上げられ、古い角質と一緒に剥がれ落ちていきます。しかし、ターンオーバーが遅れると、メラニンを含む古い角質が肌に蓄積し、シミができる原因に。
ターンオーバーが遅くなる主な原因の1つは加齢です。加齢とともに代謝機能が低下し、ターンオーバーが遅れます。また40代であれば、光老化の影響も現れやすくなります。光老化とは、長年浴びた太陽光によるダメージの蓄積により、肌にシミやシワ、たるみといった老化のサインが現れること。
光老化は、太陽光を浴びた時間と強さに比例するといわれています。10代の頃から肌の内部で光老化が始まり、20代後半〜30代頃になると肌表面に影響が現れてきます。
シミとターンオーバーの関係は以下の記事で詳しく紹介しています。

40代で目立ち始めるシミの種類と原因

鏡を見る女性
一口にシミと言っても、肝斑、老人性色素斑、炎症性色素沈着、脂漏性角化症などの種類があります。それぞれの特徴や発生原因をみていきましょう。

肝斑

体内の炎症やホルモンバランスの乱れによって後天的にできるシミ。主に目の下〜頬にかけて発生し、頬や額、上唇などに左右対称の色素斑ができるのが特徴です。肝斑は30代後半からできやすいといわれています。特に女性に多く、妊娠時に色が濃くなるなど、女性ホルモンとも密接にかかわっていることが明らかになっています。

老人性色素斑(日光黒子)

紫外線を繰り返し浴びたダメージによってできるシミです。光老化の一種で、黒っぽくてはっきりとしています。さまざまな大きさがあり、顔や手の甲、腕などによく発生します。中年以降にでき、年齢とともに増えていくのも特徴です。
光老化については、こちらの記事で詳しく解説しています。

炎症性色素沈着

化粧品や日用品などによる肌の炎症が治った後にできるシミ。ゴシゴシとこするような洗顔などで肌への摩擦が繰り返されたり、肌に合わない化粧品を使ったりすることで炎症が起こり、その後シミとなって現れます。その他、ニキビ痕などによる色素沈着が原因でできることも。
炎症の再発がなければ基本的に半年〜1年ほどで自然に消滅していきますが、強くこすったり太陽光が当たったりすると、消えにくくなります。

脂漏性角化症

大きなイボのような褐色や黒色の皮膚病。「老人性イボ」とも呼ばれ、中年の人と高齢の人によく見られます。こめかみや胸、背中、お腹などにできやすいシミで、発症する原因はわかっていません。放置しておいても害はありませんが、気になる場合は皮膚科での治療を検討してみましょう。

40代でもシミがない人の特徴

鏡を見る女性
メラニンをつくる細胞であるメラノサイトの働きには、個人差や人種差があります。また生活環境も人によって違うため、同じ40代でもシミの量やでき方は異なります。40代でもシミのない人の特徴を知って、対策に活かしましょう。

紫外線ダメージを受けにくい肌タイプ

肌の色がもともと黒い人は、紫外線のダメージを受けにくく、色白の人よりもシミができにくい肌タイプです。シミのできやすさには、紫外線を浴びたときの反応が大きく関係してます。肌の色が黒い人はメラニンの量が多いため、それだけ紫外線から肌を守る能力が高いといえます。
一方で色白の人はメラニンの量が少ないため、紫外線による光老化を起こしやすく、シミやシワ、たるみを招きやすい肌タイプです。日本人でも以下のI、IIの肌タイプは、紫外線の影響を受けやすいといえます。
<日本人の肌タイプ>
肌タイプ 紫外線を浴びたときの肌の反応
タイプI (約17%) 赤くなるだけで黒くはならない。
タイプII (約70%) ある程度赤くなり、その後黒くなる。
タイプIII(約13%) あまり赤くならず、いきなり黒くなりやすい。

紫外線を浴びることが少ない

紫外線を浴びる量が少ないと肌へのダメージも抑えられるため、シミが発生しにくいといえるでしょう。先述したように、紫外線を繰り返し浴びることでメラニンが過剰に生成されます。そのため、習慣的に紫外線を浴びる環境にいる人はシミができやすく、そうではない人はシミができにくいといえます。

保湿ケアを徹底している

日常的に肌の保湿を徹底している人も、シミができにくいでしょう。これは、肌のうるおいが保たれているとバリア機能が高く、さらにターンオーバーが整いやすいためです。肌が乾燥したまま放置していると、紫外線ダメージが大きくなりターンオーバーが乱れ、メラニンが排出されずに蓄積してシミにつながります。

肌への刺激を意識的に避けている

肌に刺激を与えないよう習慣づけている人も、シミができにくいといえます。肌をゴシゴシとこする洗顔やクレンジングを続けていると、肌が炎症を起こしてシミになる可能性があります。

40代でもシミがない人に近づく対策3選

40代のシミ対策として、日やけ対策、ターンオーバー促進&保湿重視のスキンケア、美肌のための生活習慣が欠かせません。毎日のケアで、40代でもシミがない人を目指しましょう。

1. 日やけ対策を万全にする

日やけ対策のグッズ
日やけ止めや日やけ止め下地を毎日塗ることは、日やけ対策の基本。歳を重ねた40代の肌には、光老化の原因である紫外線・近赤外線の両方をブロックできる日やけ止めがおすすめです。近赤外線は肌の奥にダメージを与え、シワやたるみの原因になるだけではなく、ターンオーバーの乱れにつながることもわかっています。また紫外線を浴びると肌の乾燥が進むため、40代の肌には保湿成分配合の日やけ止めを選びましょう。
紫外線・近赤外線を含む太陽光は季節・天候問わず降り注いでいます。さらに窓ガラスも通り抜けるため、室内にいるときも日やけ止めを塗るようにしましょう。真夏の外出時などは、帽子や日傘、UVカットサングラス、長袖の服なども併用して太陽光から肌を守ることが大切です。

2. ターンオーバー促進&保湿重視のスキンケアを意識する

化粧水を塗る女性
肌悩みのない健やかな肌を目指すためには、肌を乾燥させないことが重要です。まずは洗顔で皮脂や汚れをしっかりと洗い流しましょう。肌に刺激を与えないよう洗顔料をしっかりと泡立て、泡をやさしく転がすようにして洗うのがポイントです。
洗顔後は、化粧水と乳液で水分と油分をバランス良く補い、肌を整えます。補ったうるおいや美容成分が逃げないよう、スキンケアの最後にクリームで蓋をして保湿を徹底しましょう。
加齢とともに肌の新陳代謝が悪くなり、ターンオーバーが遅れてしまうため、40代のシミ対策にはターンオーバー促進も必要です。いつものスキンケアにプラスして、ターンオーバーを促す成分が配合された美容液を使用してみるのもおすすめです。

3. 美肌のための生活習慣を取り入れる

ぐっすり眠っている女性
生活習慣も肌の健康に大きく関係しています。食生活でシミ対策するのであれば、シミのもとであるメラニンの過剰生成を促す活性酸素を除去する「アスタキサンチン」、酸化防止とメラニン分解効果がある「ビタミンC」、活性酸素を中和して新陳代謝を活性化する「ビタミンE」などが含まれる食材を積極的に摂取しましょう。
また、睡眠も美肌と深いかかわりがあります。睡眠時にはターンオーバーを促すとされる成長ホルモンが分泌されるため、十分な睡眠・質の良い睡眠をとることを心がけましょう。就寝前にカフェイン摂取やスマートフォン・PCの使用を控える、軽めのストレッチをしてから寝るなどが寝つきを良くするポイントです。
その他、適度な運動も習慣として取り入れましょう。血流改善や代謝アップ、発汗、ストレス解消につながります。ウォーキングなど、軽く汗をかく程度の有酸素運動を継続してみてください。
40代からのシミ対策については、こちらの記事でも紹介しています。

まとめ

スキンケアをする女性
40代でもシミがない人を目指すには、日やけ対策やターンオーバー促進&保湿重視のスキンケアなどを徹底し、シミのもとであるメラニンが過剰生成・蓄積しないよう意識することが大切です。健やかな肌を保つための生活習慣も取り入れて、40代からのシミ対策に取り組みましょう。
大塚製薬の「インナーシグナル」は、独自成分「エナジーシグナルAMP*」を配合したスキンケアシリーズ。肌のターンオーバーを促すことでメラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎます。シミ対策に、お試しセットをぜひお役立てください。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ
【監修】原野 史樹

【監修】原野 史樹

大塚製薬株式会社
大津スキンケア研究所 所長

1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。

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