スキンケア
公開日:2023.01.27
更新日:2023.08.09
美容液の使い方は? 主なタイプやつけ方のコツ、注意点を紹介
美容液は気になる肌悩みをケアするためのアイテムで、使い方によってその影響は異なります。そこで、美容液の役割や主なタイプ、使い方のコツなどについて紹介します。いつものスキンケアに美容液を取り入れて、肌悩みにアプローチしましょう。
美容液の役割
美容液は、訴求成分が多く配合されており、通常のお手入れにプラスすることで効果や効能が得られやすくなるアイテムです。
美容液の主なタイプ
美容液には、その目的に応じていくつかのタイプがあり、配合されている成分なども異なります。美容液の主なタイプを目的別に紹介します。
美白タイプ
美白タイプの美容液は、日やけによるシミやそばかすを防ぐことを目的としたものです。メラニンの生成を抑えるタイプや、メラニンの排出を促すタイプの成分が該当します。代表的な成分は、エナジーシグナルAMP*、カモミラET、ビタミンC誘導体、アルブチンなどです。
保湿タイプ
保湿タイプの美容液は、保湿剤の配合量が多かったり、水分保持力を高めたりするものなどがあります。乾燥による小ジワやくすみに効果が期待でき、冬の乾燥する季節によく使われます。セラミドやコラーゲンなどが配合されており、いつものスキンケアでは保湿力が足りないと感じるときに取り入れるのがおすすめです。
エイジングケアタイプ
肌のハリやツヤを保ち、若々しい肌を維持するためのものです。肌の衰えが気になり始めてからではなく、なるべく早いうちからケアをしておくことで、より効果が期待できます。ニールワンや純粋レチノール、ナイアシンアミドなど、シワの改善効果が認められた成分もあります。
美容液の基本的な使い方
美容液はその種類や商品によって、洗顔後すぐに使用したり、化粧水の後に使用したりなど、使用する順番が異なります。そのため、商品説明に記載されているタイミングで使用することが大切です。
また、使用頻度に関しても、商品によって朝夜使用するタイプや夜だけ使用するタイプなどがあります。期待する肌の状態に近づくためにも、商品説明に書かれているタイミング・頻度・回数・順番で使用しましょう。
美容液の使い方のコツ
タイプや商品など、どのような美容液を選ぶかも大切ですが、使い方によって肌への浸透のしやすさなどが変わってくることもあります。美容液の使い方のコツも押さえておきましょう。
肌の温度に近づけてからつける
化粧水などと同じように、美容液も肌の温度程度(35℃程度)に温めてからつけましょう。なぜなら、顔や手の皮膚の温度が低い状態よりも、肌温程度の方が浸透力がアップするといわれているためです。洗顔後の肌は温度が下がっているので、まずは両手のひらをこすり合わせて手を温めます。その後に美容液を手に取り、肌につけると良いでしょう。
こすらず優しくハンドプレスする
他のスキンケアアイテムも含め、美容液を顔につけるときは、ゴシゴシとこすらずに優しくハンドプレスするようにつけましょう。美容液に配合されている訴求成分の効果を最大限に得たい気持ちから、ゴシゴシとこすりつけるように塗布してしまうと、皮膚を摩擦することになり、逆に皮膚にダメージを与えてしまう可能性もあります。
ハンドプレスをする時には、ムラができないよう、顔全体にまんべんなく美容液を浸透させるイメージでつけていくのがコツです。
美容液を使う際の注意点
最後に、美容液を使う際の注意点を紹介します。美容液は適切に使用することで、その効果を活かすことができます。理想の肌に近づくためにも、推奨されている量や回数を意識しましょう。また、商品の保管場所や使用期限にも注意して、日々のスキンケアに取り入れてみてください。
推奨されている量を使う
美容液は商品ごとに記載されている適切な量を使うことで、その効果が期待できます。使用量が少ないと期待する効果が得られにくい可能性も。パッケージや説明書などに記載されている量を目安に使用するようにしましょう。
継続して使用する
美容液は、継続して使用することで徐々にその効果を実感できます。個人差や商品差はありますが、使い始めてすぐにはその効果を感じられない場合も多いでしょう。
商品によっては、期待できる効果を実感できるまでの目安期間が記載されているものもありますが、特別な記載がない限りは、毎日継続して使うのがおすすめです。
まとめ
美容液にはさまざまなタイプがあり、期待できる効果が異なります。商品によって使用する順番や使い方が異なるため、説明書をしっかりと確認した上で使用しましょう。使うときは手を温めてから、適量をこすらないようやさしくつけるのがポイント。保管場所や使用期限には十分に注意し、毎日継続して使うことで、理想の肌に近づけるでしょう。
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大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。