スキンケア
公開日:2024.07.25
更新日:2024.08.13
アイクリームとは? 目元ケアに効果的な使い方や選び方を紹介
アイクリームとは、乾燥や摩擦などの刺激から目元を保護する目元専用クリームのこと。さまざまな成分が配合されており、ハリ不足や小ジワ、くすみなど目元によくある肌悩みにアプローチしてくれます。アイクリームに期待できる効果やアイクリームの選び方、おすすめの使い方・塗り方を紹介します。
アイクリームとは
まずは、アイクリームの効果や役割をみていきましょう。顔全体に塗布するクリームとの違いも紹介します。
アイクリームの効果・役割
アイクリームは、目元のさまざまな悩みにアプローチする目元専用のクリームです。目元の小ジワ、くすみ、シミなどの対策に効果的。また目元の皮膚は薄く、環境や加齢の影響を受けやすい部分なので、乾燥や摩擦などの刺激から目元を保護する役割もあります。
クリームとの違い
一般的なクリームには、化粧水と乳液で補ったうるおいや美容成分を肌に閉じ込める「蓋」のような役割があります。そのため、スキンケアの最後に顔全体や首に塗布するのが基本です。のびが良く、顔全体になじみやすい使用感のものが多いのも特徴。
一方、先述したようにアイクリームは、目元の悩みへのアプローチに特化したクリームです。目元のケアにはアイクリーム、顔全体のケアにはクリームが向きます。
【悩み別】アイクリームの選び方
アイクリームを選ぶ際は、目元の悩みに合った成分が配合されているかどうか確認しましょう。目元の主な肌悩み別に、アイクリームの選び方を紹介します。
【乾燥】保湿成分が豊富に配合されたアイクリームを選ぶ
目元の乾燥が気になる人には、「セラミド」「ヒアルロン酸」「アミノ酸」「コラーゲン」などの保湿成分を含むアイクリームがおすすめです。目元は気温や湿度の低下、太陽光、加齢などの影響を受けて乾燥しやすい部分。保湿成分を豊富に含むアイクリームを使用することで、うるおいのある目元に近づきます。
【シワ】シワ改善有効成分が配合されたアイクリームを選ぶ
目元のシワやハリ不足が気になる人は、「レチノール」「ナイアシンアミド」といったシワ改善有効成分が配合されたアイクリームを選ぶと良いでしょう。目元のシワは、乾燥や太陽光、加齢などの影響が原因。ハリ不足が気になる場合は、先述したような保湿成分も配合されたアイクリームもおすすめです。
【シミ・くすみ】美白有効成分が配合されたアイクリームを選ぶ
目元のシミやくすみが気になる人には、メラニンの生成や蓄積を抑える効果が期待できる「美白有効成分」配合のアイクリームがおすすめです。
メラニンはシミやくすみのもとといわれています。メラニンが過剰に生成されたりメラニンの排出が滞ったりなど、生成と排出のバランスが崩れることによって肌表面にメラニンが蓄積し、シミやくすみとなって現れます。
メラニンの過剰生成は、紫外線、摩擦などが原因です。またメラニンの排出は、加齢などが原因となって肌のターンオーバーが遅れることで滞ります。
メラニンの生成を抑える主な成分は「アルブチン」「トラネキサム酸」「コウジ酸」など。メラニンの蓄積を抑える成分には「エナジーシグナルAMP*」が挙げられます。
美白有効成分については、こちらの記事で詳しく解説しています。
肌のターンオーバーを促進するのも、シミやくすみをはじめとするさまざまな肌悩みに効果的です。シミやシワ、乾燥の原因の1つとしてターンオーバーの遅れが挙げられるため、ターンオーバーを整えてこれらの肌悩みにアプローチしましょう。
* アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ
アイクリームの使い方・塗り方
アイクリームはお手入れの最後に使用するのが基本で、朝晩のスキンケアに取り入れて問題ありません。ただし、製品によって使う順番や頻度が異なるため、パッケージや説明書の記載に従いましょう。
<アイクリームの塗り方>
- 塗る指と反対の指で目尻を軽く押さえ、皮膚が動かないよう固定します。目の際を避け、下まぶたの目尻から目頭に向かって、反対の手の中指または薬指で軽くのせるようになじませる。
- 上まぶたの目頭から目尻に向かって、やさしくスッとなじませる。
- 1〜2を2〜3回繰り返す。
- 指の腹全体で目元をやさしく押さえるように温めてなじませる。
アイクリームを塗る際の注意点
目元は皮膚が薄く刺激を受けやすいため、お手入れ時にも注意が必要です。アイクリームを塗る際はこすらず、やさしくふれるよう意識しましょう。力の入りにくい中指や薬指を使ってお手入れを行うのがおすすめです。
アイクリームを使ったマッサージ・ツボ押し
アイクリームを使用する際、まぶたのむくみ解消やクマ対策のマッサージ、目元のハリにアプローチするツボ押し・マッサージなどを取り入れてみるのもおすすめです。マッサージやツボ押し前にアイクリームを塗ることで、肌への摩擦が軽減でき、すべりが良くなります。
目元のむくみ解消・クマ対策マッサージ
目元のマッサージは、強くこすらないよう意識してやさしく行うのがポイントです。
<まぶたのむくみを解消するマッサージ>
- アイクリームを塗布し、目を閉じる。
- 中指を目頭側のくぼみに合わせる。
- 眼球を押さないように注意しながら、目尻の方向にゆっくりと平行に流すように動かす。
- 2〜3を左右2〜3回繰り返す。
<クマ対策のマッサージ>
- アイクリームを塗布する。
- 目頭の下に人差し指の腹を置く。
- 目尻の方向に人差し指をすべらせる。
- 2〜3を左右2〜3回繰り返す。
目元のハリ不足解消ツボ押し・マッサージ
ツボ押し・マッサージをする前に、アイクリームを塗布しておきましょう。
<目元のハリ不足解消ツボ押し・マッサージ>
- 眉頭にある「攅竹(さんちく)」と呼ばれるツボを中指で押す。
- 眉を親指と人差し指でつまむようにもむ。
- 中指の腹を使い、上まぶたを内から外へ向かってやさしくなで、こめかみを押す。
- 中指の腹を使い、下まぶたを内から外へ向かってやさしくなで、こめかみを押す。
まとめ
アイクリームには、皮膚が薄く環境や加齢の影響を受けやすい目元を保護する役割があります。また配合されている美容成分によって、乾燥、シワ、ハリ不足、シミ、くすみなどさまざまな目元の肌悩みへの効果が期待できます。いつものスキンケアにアイクリームをプラスして、ハリやうるおいのある目元を手に入れましょう。
大塚製薬のスキンケアシリーズ「インナーシグナル」にも目元用薬用クリーム「リジュブネイト クリア アップ アイズ」がラインナップしています。目元の乾燥小ジワ*やハリ不足などの悩みにアプローチする薬用アイクリームで、独自の薬用有効成分「エナジーシグナルAMP**」を配合しているのが特徴。ターンオーバーを促すことでメラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎます。また保湿成分も配合しているため、乾燥やくすみ***が気になる目元にうるおいを与え、ハリ感と明るさが一段とアップします。
さらに「インナーシグナル」では、美容液とオールインワンのお試しセットも用意しています。美容液とオールインワンにも、独自の薬用有効成分「エナジーシグナルAMP**」が配合されているので、目元はもちろん、顔全体のケアにもおすすめです。
* 乾燥小ジワを目立たなくする/効能評価試験済み
** アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ
***乾燥によるキメの乱れた肌印象
大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。