スキンケア
公開日:2023.05.30
更新日:2023.08.09
すっぴん美人になるには? スキンケアや生活習慣で美肌を手に入れよう
ノーメイクでも魅力的なすっぴん美人に憧れる人は多いでしょう。すっぴん美人に欠かせないのが、肌のうるおいやキメの細かさ。素肌が美しいとすっぴんでもきれいに見えます。すっぴん美人の特徴や、すっぴん美人に近づくためのスキンケア、生活習慣を紹介します。内側・外側からのアプローチで、理想の美肌を手に入れましょう。
すっぴん美人とは
すっぴん美人とは、メイクをしていなくても魅力を感じさせる人のことです。すっぴん美人に欠かせないのが、健やかで美しい素肌。水分と油分のバランスがとれており、ターンオーバーが整っている理想の肌状態です。
ターンオーバーは、母細胞から新しい細胞が生まれて成長し、最終的に垢となってはがれ落ちるまでの、肌が生まれ変わる周期のこと。健康的な肌は約30日*の周期でターンオーバーを繰り返します。
すっぴん美人の肌の特徴
すっぴん美人の肌の特徴を詳しく見ていきましょう。キメが整っている、ハリがある、肌悩みがない、血色が良い、といった条件が揃っている肌は、ノーメイクでも十分美しいものです。
肌のキメが細かい
すっぴん美人の特徴としてまず挙げられるのが、肌のキメ細かさです。肌のキメとは、皮膚表面にある細かなくぼみと高まりのこと。キメが細かいと、毛穴が目立ちにくく肌の表面がなめらかに見えます。キメを整えるには、肌のターンオーバーを正常に保ち、十分な保湿を行うことが大切です。
肌にうるおいとハリがある
うるおいとハリのある肌も、すっぴん美人に欠かせない要素です。健康な肌は、角質層の水分量が10〜20%ほど。また肌内部には、NMFや細胞間脂質などの保湿成分がバランス良く存在しています。皮脂のバランスも良く、乾燥しにくいのが特徴です。
シミ・シワ・ニキビなどの肌悩みがない
シミやシワ、ニキビなどの肌悩みには、肌のターンオーバーの乱れが関係しています。肌悩みを引き起こさないためには、肌のターンオーバーを整えるスキンケア、良質な食事・睡眠・運動などに取り組むことが大切です。
肌の色が良い
すっぴん美人は血色が良く、健康的な肌色をしています。
肌の色は、表皮にあるメラニン色素の量により明るさが、毛細血管のヘモグロビンの量や色で赤みが左右されます。年齢を重ねると血色が悪くなりやすいのは、加齢による毛細血管の減少が原因です。
また肌の透明感も肌色に関係します。水分・油分が不足すると透明度が低下して肌がくすみます。一方、油分が多いと黒っぽく見える場合があります。さらに、食事などで摂取した糖と体内のタンパク質が結びついて褐色の老廃物を作り出す「糖化」が進むと、肌は黄色く、くすんで見えます。
すっぴん美人になる方法【スキンケア】
すっぴん美人を目指すなら、まずはスキンケアを見直してみましょう。肌の水分と油分を理想のバランスに保ち、ターンオーバーを整えるためのスキンケアを紹介します。
丁寧な洗顔を心がける
毎日の洗顔で肌表面のほこりや汗、汚れ、古い角質をしっかりと洗い落とし、肌悩みの原因を取り除くことが大切です。肌への負担を最小限に抑えられるよう、うるおいをキープできる洗顔料を使って、強くこすり過ぎないように注意して洗い上げましょう。
<洗顔方法>
1. 手のひらで濃密な泡をたっぷりつくる。
2. 泡を顔全体に広げ、ころがすように丁寧に洗う。
3. 32~34℃のぬるま湯ですすぐ。
すすぎ残しは肌悩みにつながるため、目や口、鼻の周り、髪の生え際まで丁寧に流しましょう。
しっかりと保湿する
保湿重視のスキンケアで肌にうるおいを与え、キメを整えましょう。化粧水はコットンを使うとムラなく均一につけられます。
顔全体に化粧水をつけ終えたら、手で顔全体を包み込むホットハンドケアで美容成分をしっかりと浸透させましょう。化粧水の後は乳液やクリームを使用し、肌にうるおいを閉じ込めるのもポイントです。
日やけ対策を欠かさない
太陽光に含まれる紫外線や近赤外線は、シミ・シワ・たるみ・乾燥など、さまざまな肌悩みの原因となります。そのため、肌への負担が少なく保湿成分が配合された日やけ止めなどを使って、日やけ対策をしましょう。
太陽光は季節や天候にかかわらず降り注いでいるので、年間を通して日やけする可能性があります。また室内にも太陽光が入り込むため、外出の予定がなくても日やけ止めを使用しましょう。
特に日やけしやすい夏には、日傘や帽子、長袖の服、UVカットサングラスなども使用するのが効果的です。
すっぴん美人になる方法【生活習慣】
生活習慣の見直しも、すっぴん美人に近づくために欠かせません。内側からのアプローチも意識しましょう。
水分をしっかりと摂る
体全体の水分量の変化に伴って、肌の水分量も変化します。このことから、体全体の水分量は、肌のうるおいやみずみずしさに関係していると言えます。
私達は普通に生活していても、呼吸や皮膚、尿からの水分蒸発により、体から1日に約2.5リットルの水分が失われています。水分が不足しないよう、食べ物や飲み物から水分をとりましょう。食事から約1リットルの水分をとれる他、体内で約0.3リットルの水分が作られるため、残りの約1.2リットルを飲み物で補うのが理想です。
栄養バランスの良い食事を意識する
すっぴん美人に近づくためには良質な食事も重要です。毎日の食事で、肌の健康を保つのに必要な栄養をバランス良く摂取しましょう。
栄養素 |
期待できる効果・効能 |
栄養素を含む食品 |
アスタキサンチン |
活性酸素の除去 |
鮭、イクラ、カニ、エビ など |
ビタミンC |
酸化防止、メラニン分解 |
パプリカ、ブロッコリー、芽キャベツ、レモン、オレンジ、イチゴ、さつまいも、じゃがいも など |
ビタミンE |
新陳代謝の活性化 |
卵、アーモンド、オリーブオイル、胚芽油、アボカド、大豆、うなぎ、かぼちゃ、全粒穀物 など |
ニキビや吹き出物の予防には、ビタミン類が効果的です。上記食品の他、ビタミンB2を多く含む納豆、カレイ、卵、ビタミンAを多く含むレバー、バター、ニンジンなども、ぜひ積極的に摂取してみてください。
ただし過剰摂取は副作用を引き起こす可能性があります。栄養の偏った食事にならないよう注意が必要です。
十分な睡眠をとる
睡眠中は、肌のターンオーバーを促す成長ホルモンが分泌されるため、十分な睡眠をとることは肌の健康に欠かせません。成長ホルモンは、入眠してから3時間のノンレム睡眠の間に最も多く分泌されます。そのため、ノンレム睡眠時は特に熟睡しておきたいところです。
夜更かしなどで十分な睡眠がとれないと、成長ホルモンの分泌を妨げる可能性があるため、夜は早めに消灯し、無用な夜更かしは避けましょう。
適度な運動を習慣にする
適度な運動は、血流改善や代謝アップにつながります。週に60分、1回あたり30分以上、週2回以上を目安に運動を取り入れましょう。ほど良い負荷をかけることが大切なので、早歩きのウォーキングなど、軽く汗をかく程度の有酸素運動を習慣とするのがおすすめです。
下記の記事でも、美肌をつくる習慣について詳しく紹介しています。
まとめ
メイクをしていなくても魅力的なすっぴん美人になるには、水分と油分のバランスが良く、ターンオーバーが整った肌状態を目指しましょう。毎日のスキンケアや生活習慣を見直すことで、キメが細かくうるおった健やかな美肌に近づけます。できる方法から取り入れて、すっぴんでも自信が持てる肌を手に入れてください。
大塚製薬の「インナーシグナル」は、独自の有効成分「エナジーシグナルAMP*」を配合したスキンケア用品です。「エナジーシグナルAMP*」は、新しい細胞を生む母細胞のエネルギーを高め、メラニンの蓄積をおさえて、しみ・そばかすを防ぎます。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ
大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。