SEARCH

肌悩み

公開日:2023.06.30 更新日:2023.08.09

顔の乾燥を改善したい! 原因・対策・スキンケアのポイントをチェック

  • facebook
  • twitter
  • LINE

季節の変化や加齢などによって顔が乾燥すると、肌のつっぱり感や粉ふきといった肌悩みを引き起こす可能性があります。顔の乾燥を防ぐためには、保湿ケアや日々の習慣を見直すことが重要です。顔が乾燥する原因や対策、スキンケアのポイントについて紹介します。

顔の乾燥によってあらわれる症状

鏡を見る女性
顔の肌が乾燥していると、例えば以下のような症状があらわれます。
  • 肌がつっぱる感じがする
  • 粉を吹いたようになる
  • カサカサとした手触りになる
  • 肌が赤くなる
  • ニキビができる
スキンケアや日頃の習慣を意識して改善することが、このような症状を引き起こす顔の乾燥の予防につながるでしょう。

顔の乾燥が起こる原因

顔の乾燥を気にする女性
顔の乾燥は、加齢や肌に負担のかかるスキンケア、気候の変化など、さまざまな原因によって起こります。顔の乾燥を防ぐ対策に取り組むためにも、まずはその原因について理解しておきましょう。

バリア機能の低下(ターンオーバーの乱れ)

加齢や自分の肌に合わないスキンケアなどが原因でターンオーバーが乱れると、肌のバリア機能が低下します。
ターンオーバーとは、基底層でうまれた細胞が肌表面へと押し上げられ、垢となってはがれ落ちるまでの周期のことです。ターンオーバーが乱れ肌表面を覆う皮脂膜が不足すると、バリア機能が低下し、肌内部の水分を保てなくなるため乾燥につながります。

季節などの外的環境

冬など空気が乾燥する時期は、皮脂分泌や肌の水分が減りやすく、顔の肌も乾燥しやすくなります。反対に温かく湿度が高い時期は、肌から蒸発する水分量が少なくなります。
室内にいても夏や冬などにエアコンを使用し、室内の湿度が低い状態になっていると、肌は乾燥します。顔の乾燥を防ぐために、室内の湿度として最適とされている60~65パーセントを意識すると良いでしょう。

肌に負担がかかる洗顔

洗顔時などにゴシゴシと強くこすったり、熱いお湯で洗い流したりするお手入れが原因で、肌の乾燥を招くケースもあります。このようなスキンケアは、肌を傷つけてしまう可能性があり、乾燥を引き起こす原因にもつながるため注意が必要です。

その他

生活習慣の乱れや日やけなどが肌の乾燥につながる場合も。例えば日やけによって肌にダメージが与えられると、バリア機能が低下し、肌内部のうるおいが減少します。
また睡眠不足や、栄養が偏った食事などによって肌のターンオーバーが乱れると、皮膚のバリア機能が低下するため肌が乾燥しやすくなります。このように、みずみずしくうるおいのある肌には、日頃の生活習慣も深くかかわっています。

顔の乾燥対策

化粧水を出す手元
顔の乾燥を防ぐためには、基本の保湿ケアに加え、自分の肌に合ったスキンケアアイテムの使用や習慣の見直しも大切です。自分の肌の状態を知り、日常の中で対策を意識することで、乾燥に負けない肌を目指しましょう。

保湿ケアを徹底する

顔の乾燥対策で最も重要なのは、保湿ケア。十分な保湿を行うためには、水分と油分をバランス良く補うことが大切です。スキンケア時にしっかりと化粧水や乳液で水分と油分を補給し、クリームなどでうるおいや成分を閉じ込めましょう。 また目元など、特に乾燥しやすい部位には、アイクリームなどの専用アイテムを使用するのもおすすめです。

自分の肌状態に合わせたスキンケアを取り入れる

肌は年齢や季節、体調などによって一人一人状態が異なります。自分の肌に合ったスキンケアを行うことで、肌悩みが少なくうるおいに満ち、バリア機能も備わったみずみずしい肌へと近づけるでしょう。
例えば年齢を重ねた乾燥肌には、エイジングケア成分が配合された美容液などを取り入れながら、保湿を行うのがおすすめです。また乾燥している部分とベタつく部分がある混合肌の場合は、部位ごとの特徴に合わせてケアするなど工夫してみましょう。

日々の習慣を見直す

日やけ対策や生活習慣の見直しなど、普段の過ごし方を意識することも、顔の乾燥対策につながります。例えば日やけを防ぐために、日頃から日やけ止めの使用を習慣づけるのもひとつの対策。日差しは窓を通して室内にも入り込むため、日やけ止めは屋外にいるときだけではなく、室内で過ごすときにも塗布すると良いでしょう。
また室内で過ごす場合は、部屋の湿度を60~65パーセントに保ち、空気が乾燥しないよう気を付けます。
睡眠不足は肌の生成を妨げることが分かっているため、十分な睡眠を取りましょう。その他、肌に良いとされるたんぱく質やビタミン、ミネラルといった栄養成分を取り入れながら、バランスの良い食事を意識することもおすすめです。

顔の乾燥予防に! スキンケアのポイント

化粧品を選ぶ人の手元
普段のお手入れにひと手間を加えたり、より丁寧なスキンケアを意識したりすることで、肌の状態は少しずつ変化していきます。最後に、顔の乾燥を防ぐためのスキンケアのポイントを紹介します。

洗顔はやさしく行う

先述したように洗顔は肌を摩擦せず、やさしく丁寧に行います。クレンジング剤は肌にやさしくなじませ、32~34℃のぬるま湯でしっかりと洗い流しましょう。アイメイクなど落ちにくいメイクには、専用のクレンジングを使用します。
洗顔は、キメ細かく弾力のある泡で洗うことがポイント。理想は手のひらに泡をのせたときに、泡がつぶれずしっかりとその形が残り、手のひらを逆さにしても泡が落ちない状態です。泡を顔の上で転がすイメージでやさしく洗い、クレンジング同様に32~34℃のぬるま湯でしっかりと洗い流しましょう。

お手入れの最後にクリームを使用する

肌のうるおいや美容成分を逃がさないためには、クリームでしっかりとフタをすることが大切です。そのため、お手入れの最後にはクリームを使用しましょう。特に乾燥が気になる部分には、クリームを重ねづけするのがおすすめです。
クリームをつけた後は手のひらでホットハンドケアをして、美容成分を浸透させます。ホットハンドケアとは、手のひらで顔を温めながらスキンケアをすること。手のひらをこすり合わせて35℃程度に温め、顔を覆いながら軽くプレスします。

肌年齢に応じたアイテムを使用する

年齢を重ねた肌の乾燥には、エイジングケアなどを取り入れることも大切です。例えば、目元の乾燥が特に気になる場合には目元用クリームを使用したり、加齢によりターンオーバーが乱れている肌にはターンオーバーを促すスキンケアアイテムを取り入れたりすることで、ハリのあるみずみずしい肌に近づけます。
大塚製薬の「インナーシグナル」は、独自の有効成分「エナジーシグナルAMP*」を配合したスキンケアアイテムです。母細胞のエネルギー代謝を高め、ターンオーバーを促進することでメラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎます。ターンオーバーが促されると、肌表面が新しい細胞で満たされ、明るく若々しい印象へと近づけるでしょう。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ

まとめ

肌がうるおった女性
顔が乾燥していると感じるときは、日頃のスキンケアや習慣を振り返ってみましょう。保湿を中心としたスキンケアや日々の習慣の見直しを意識することで、改善が期待できます。ハリがありみずみずしい健やかな肌を維持するために、できる対策やポイントから取り入れてみてください。
【監修】原野 史樹

【監修】原野 史樹

大塚製薬株式会社
大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。

関連記事