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エイジングケア

公開日:2023.04.28 更新日:2023.08.09

【40代のエイジングケア】外側・内側からのアプローチ方法を紹介

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シミやシワ、たるみなどの肌変化を感じやすくなる40代。それまでのケアでは物足りないと感じている人は、エイジングケアを取り入れてみてはいかがでしょうか?40代の肌の状態を知り、肌悩みに合ったエイジングケアに取り組むのがポイントです。40代のエイジングケアに向けた、外側・内側からのアプローチを紹介します。

40代に起こり始めるエイジング(加齢による変化)

肌を気にする女性
「なんとなく肌の調子が良くない」など、変化を感じることが増え始める40代。この年代の肌は、ターンオーバーの遅れや女性ホルモン減少の影響を受け、変化しやすいという特徴があります。まずは40代に起こり始めるエイジング、いわゆる加齢による肌の変化について解説します。

肌(角質層)のターンオーバーの遅れ

40歳を過ぎると、角質層のターンオーバーが遅れやすくなる傾向があります。ターンオーバーの乱れは肌悩みを引き起こす原因の1つ。
健康な肌のターンオーバーの周期は約30日*といわれています。若年期にはそこまで大きな変化は見られませんが、40歳、50歳と年齢を重ねると一気に遅くなります。
周期が遅くなると古い角質がはがれ落ちずに蓄積し、シミやシワ・くすみの原因になるため、ターンオーバーを促進するケアが必要です。
* 顔での測定値

女性ホルモン(エストロゲン)の減少

50歳前後の更年期になると、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが大きく減少します。エストロゲンとは、新陳代謝やコラーゲンの生成をサポートする成分です。この成分が減少すると皮膚が薄くなり、たるみやシワといった肌悩みが進行します。

肌のバリア機能の低下

肌のバリア機能も40代頃から低下しやすくなります。
肌のバリア機能を低下させる原因の1つが乾燥です。女性ホルモンの減少に伴って保湿力が下がると、肌が乾燥し、ツヤやなめらかさが減っていきます。
また加齢による皮脂の分泌量減少も、バリア機能低下につながる一因。皮脂量は20代後半が最も多く、40代頃から大きく減少し始め、より外的刺激に敏感になります。

40代のエイジングケア【外側からのアプローチ】

並べられたスキンケア用品
さまざまな変化が起こりはじめる40代の肌は、内側と外側の両方からケアしていきましょう。まずは日やけ対策、保湿、訴求成分の補給など、外側からのエイジングケアを紹介します。

日やけ対策を徹底する

肌の老化の原因は紫外線が約80%、加齢による自然老化が約20%といわれています。このことからもわかる通り、日やけ対策はエイジングケアに欠かせません。
紫外線や近赤外線によって肌の内部までダメージを受けると、ハリや弾力の低下、シミ、シワなどにつながります。そのため、日やけ止めクリームや化粧下地を塗るなどして対策しましょう。
太陽光は天気、季節、屋内外問わず浴びる可能性があるので、場所を問わず年間通して日やけ対策を行う必要があります。特に日差しが強くなる夏は、日傘や帽子・サングラスなども併用すると効果的です。

しっかりと肌を保湿する

40代の肌は、保湿でターンオーバーを整え、バリア機能を高めることが大切です。
健康な肌の角質層の水分量は10〜20%程度。表面は皮脂膜に覆われており、その内部には細胞間脂質などの保湿成分がバランス良く存在しています。
しかし、角質層の水分が不足すると保湿力が低下し、肌のバリア機能も低下します。これにより乾燥が進み、肌のキメが粗くなることも。外的刺激から肌を守るため、保湿を入念に行って肌のバリア機能を高めましょう。
浸透型グルコースなどの分子量の小さな保湿成分は角質層までうるおし、ヒアルロン酸などの分子量の大きな保湿成分は肌表面のうるおいをキープする働きがあります。どちらもしっかりと補給できるスキンケア用品を使用し、肌をしっかりと保湿するのがおすすめです。

肌悩みにアプローチする成分を取り入れる

ターンオーバーの遅れや女性ホルモンの減少などにより引き起こされるシミやシワ・たるみなどには、美容液でアプローチするという方法もあります。自分が抱える肌悩みに特化した訴求成分が多く配合された化粧品を取り入れてみてください。
美容成分をしっかりと浸透させるには、ホットハンドケアがおすすめ。こすり合わせて温めた手で顔全体を優しく包み込むようにして、美容液などを肌になじませましょう。

40代のエイジングケア【内側からのアプローチ】

運動をする女性
健康で美しい肌を保つためには、睡眠や食事、運動といった体の内側からのケアも大切です。生活習慣の見直し・改善によるエイジングケアも押さえておきましょう。

十分な睡眠をとる

睡眠不足は肌の老化を促進する原因の1つです。肌の老化を遅らせるためにも、十分な睡眠をとるよう心がけましょう。十分な睡眠をとることは、シワやたるみの改善、肌荒れやかゆみ対策にもつながります。
また睡眠不足やストレスによって、ホルモンバランスが崩れやすくなります。ホルモンバランスが崩れて皮脂が過剰に分泌されるとニキビの原因になるため、しっかりと睡眠をとって対策することが大切です。

栄養バランスの良い食事を摂る

バランスの良い食事は、肌のバリア機能の向上、たるみの予防など、さまざまな肌悩みの改善につながります。
アスタキサンチンやビタミンC、ビタミンEを多く含む食べ物はシミやそばかすの予防に効果的。またビタミンCやビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンAなどを摂取することは、ニキビや吹き出物の予防になります。
<栄養素を含む食材>
栄養素 食材
アスタキサンチン 鮭・イクラ・カニ・エビなど
ビタミンC オレンジ、グレープフルーツ・アセロラなど
ビタミンE ひまわり油・アーモンド・青魚など
ビタミンB2 レバー、イワシ、大豆、牛乳など
ビタミンB6 レバー、牛肉、イカ、玄米など
ビタミンA レバー、ニラ、春菊、ニンジン、ホウレン草など

適度な運動をする

適度な運動も肌の老化対策において欠かせません。血流改善、代謝アップ、発汗、ストレス解消などにつながります。運動に慣れていない人は、軽く汗をかく程度の有酸素運動からスタートしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

白いシャツの女性
40代の肌は、ターンオーバーの遅れ、女性ホルモンの減少、バリア機能の低下などが原因で、以前よりも悩みが増えるもの。エイジングケアに取り組む際には、スキンケアや日やけ対策などの外側からのアプローチに加え、生活習慣の見直しといった内側からのアプローチも重要です。40代の肌に合ったアプローチで、肌悩みに負けない健康的な肌を目指しましょう。
【監修】原野 史樹

【監修】原野 史樹

大塚製薬株式会社
大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。
大塚製薬の「インナーシグナル」は、40代のエイジングケア*におすすめのスキンケアです。「エナジーシグナルAMP**」配合により、肌のターンオーバーを促すことでメラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎます。
*年齢に応じたお手入れ
**アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ

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