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スキンケア

公開日:2023.08.30

きれいな肌になるための方法とは? スキンケアや習慣を見直そう

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血色が良く、透明感やハリツヤがある「きれいな肌」に憧れる人は多いでしょう。理想的な肌状態になるには、丁寧なスキンケアや毎日の日やけ対策、体の内側から肌の健康にアプローチする習慣が欠かせません。きれいな肌になるためのスキンケア・習慣を紹介します。

きれいな肌の4つの特徴

肌がきれいな女性
きれいな肌は血色が良く、うるおいやハリツヤがあります。まずは、きれいな肌の4つの特徴を解説します。

1. ふっくらしている

きれいな肌はうるおいを十分に感じられる、ふっくらとした質感が特徴。表皮の一番外側にある角質層が、10〜20パーセントの水分量を保持しています。水分蒸散や外的刺激から肌を守るバリア機能が整っているため、外部刺激に強く肌悩みが起こりにくい状態です。

2. 透明感がある

きれいな肌はターンオーバーが整っているため、シミやくすみなどの肌悩みが起きにくく透明感があります。ターンオーバーとは、古い細胞から新しい細胞へ生まれ変わる周期のことで、約30日*の周期が理想的です。ターンオーバーが遅れるとメラニンを含んだ古い細胞が蓄積し、シミ・くすみの原因になります。
また、ターンオーバーが乱れていると肌の乾燥も招きます。乾燥により肌のバリア機能が低下し、摩擦や日やけなどの外的刺激を受けやすくなります。
*顔での推測値

3. 血色が良い

血色が良く顔の印象が明るいのも、きれいな肌の特徴です。肌の血色には、毛細血管が関係しています。
毛細血管は、肌に栄養・酸素・水分を届け、老廃物や二酸化炭素を運び去る役割があります。また、暑いときは拡張して熱を逃がし、寒いときは縮小して熱の放出を防ぐ働きも担っています。血色が良い肌は、これらの機能が正常に保たれている証拠です。
毛細血管は年齢とともに減少し、血色も悪くなりやすいので、血液を増やし血液の流れを良くする生活習慣を意識する必要があります。

4. ハリツヤがある

きれいな肌にはハリツヤも重要です。シワやたるみがなくハリツヤのある肌は、触ったときに弾力があります。
これは、表皮の奥にある真皮層のコラーゲン(膠原線維)とエラスチン(弾力線維)の網目構造が保たれているためです。コラーゲンやエラスチンが減少したり、構造が崩れたりすると、肌の弾力が失われてシワ・たるみを招きます。

きれいな肌になるためのスキンケア方法

複数種類のスキンケア
きれいな肌を目指すためのクレンジング・洗顔・保湿の方法を紹介します。肌を清潔にし、水分や油分のバランスを整えて、理想の肌に近づきましょう。

クレンジング

メイクをした日の夜は、洗顔前に必ずクレンジングをしましょう。クレンジングでは、メイク・毛穴の奥の汚れ・角栓などの油性汚れを取り除きます。
<クレンジング方法>
  1. 手にクレンジング剤を適量とる。
  2. 指の腹を使って、円を描くようになじませる。おでこや頬といった顔の広い部分から順に、目のまわり・小鼻・鼻下といった細かいところにまで広げる。
  3. 32~34℃のぬるま湯で、クレンジング剤が残らないように洗い流す。
ゴシゴシこすると肌を傷つけたり、色素沈着の原因になったりするので、やさしく丁寧になじませましょう。

洗顔

クレンジングの後は、洗顔料を使ってホコリや汗といった水性の汚れ、クレンジング後のベタつきを落とします。毛穴の奥の汚れをキャッチしやすくなるよう、キメの細かい泡をつくるのがポイントです。洗顔時も肌に負担をかけないよう、ゴシゴシ洗いは避けましょう。
<洗顔方法>
  1. 顔全体を軽く濡らす。
  2. 洗顔料を泡立て、泡をころがすようにやさしく洗う。
  3. 洗顔料が残らないように32~34℃のぬるま湯でしっかりと流す。
すすぎ残しは肌悩みの原因になるので、目・鼻・髪の生え際・口まわりも丁寧に流します。

保湿ケア

クレンジングや洗顔を終えたら、化粧水・乳液・クリームなどで保湿しましょう。鼻や目、口まわりの細かい部分は特に丁寧になじませて、塗りムラができないよう注意します。気になっている肌悩みに効果的な美容液を取り入れるのもおすすめです。
<スキンケア用品の役割>
スキンケア用品 役割
美容液 美白・小ジワ防止・ターンオーバー促進といった訴求成分の補給。
化粧水 水分・保湿成分の補給。肌のモイスチャーバランスを保ち、健やかな状態に整える。
乳液 水分・油分の補給。肌をやわらかくして、うるおいを守る。クリームの肌なじみを良くする。
クリーム うるおいや与えた成分を肌に閉じ込める。乾燥防止。
美肌をつくるための習慣やスキンケア方法については以下の記事で紹介しています。
大塚製薬の「インナーシグナル」は、水分をたっぷり抱え込む肌へと導き、ハリ不足や乾燥、キメの乱れなどの肌悩みをケアするスキンケアシリーズ。有効成分「エナジーシグナルAMP*」配合によりエネルギー代謝を高め、ターンオーバーを促すことでメラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎます。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ

きれいな肌になるための習慣

ベッドで伸びをする女性
きれいな肌になるためには、日やけ対策・睡眠・運動・食事を意識し、内側から改善していくことも大切です。最後に、きれいな肌になるための習慣を紹介します。

室内外かかわらず日やけ対策をする

太陽光はシミ・シワ・たるみなどの原因になるため、室内外かかわらず日やけ対策をすることが大切です。太陽光は季節・天候を問わず降り注ぎ、室内でも窓を通して影響を受けるので、日やけ止めなどを使用しましょう。日やけ止めに記載されているSPFやPAは、シーンに合わせて選びます。
  • SPF:肌を赤くさせるUVB(B波紫外線)の防止。数値が高いほど長時間保つ。
  • PA:真皮にまで侵入するUVA(A波紫外線)の防止。+が多いほど効果が高い。
ただし、保護効果が高いものは紫外線吸収剤・散乱剤が多く配合されており、肌に負担がかかる場合があります。日常生活を送る上では、SPF20〜30、PA++を目安にすると良いでしょう。
日やけしやすい真夏・晴天・長時間の外出時には、効果の高い日やけ止めの使用や、日傘・帽子・アームカバーの併用がおすすめです。

質の良い睡眠をとる

睡眠中はターンオーバーを促す成長ホルモンが分泌されます。そのため、睡眠の質を良くすることが肌の健康にもつながります。成長ホルモンが最も多く分泌されるといわれる、入眠してから3時間のノンレム睡眠時は特に熟睡できるよう意識しましょう。
睡眠の質を上げるには、寝る前のスマホ・テレビ・寝酒・喫煙・カフェイン摂取を避けることがポイント。リラックスした状態になれるよう、軽くストレッチをするのも効果的です。

軽く汗をかく程度の運動をする

適度な運動は、代謝や血流の改善につながる他、睡眠の質を良くする効果もあります。ストレッチ・早歩きのウォーキング・ジョギングなど、軽く汗をかく程度の有酸素運動が健康に良いとされています。

栄養バランスのとれた食事をとる

肌に良いとされる、タンパク質・ビタミン・ミネラルを積極的に摂取することも大切です。以下の食材を積極的に食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
<積極的に摂取したい栄養素・食材>
栄養素 含まれる食材
タンパク質(皮膚を構成) まぐろ赤身・鶏ささみ・豆腐・卵・牛乳・ヨーグルト など
ビタミンA(皮膚・粘膜の健康維持、うるおいやハリを与える) レバー・バター・卵黄・ニンジン・うなぎ・モロヘイヤ・ほうれん草 など
ビタミンC(コラーゲンの合成) パプリカ・ブロッコリー・芽キャベツ・レモン・オレンジ・イチゴ・さつまいも・じゃがいも など
ビタミンE(抗酸化作用) 卵・アーモンド・オリーブオイル・胚芽油・アボカド・大豆・うなぎ・かぼちゃ・全粒穀物 など
亜鉛(成長ホルモン分泌促進) 牡蠣・豚レバー・牛赤身肉・小麦胚芽・油揚げ・カシューナッツ など

まとめ

頬に手をあてる女性
うるおいやハリツヤ、血色の良さなどは、きれいな肌に欠かせない要素です。肌を清潔に保ち、しっかりと保湿するスキンケアを意識しましょう。さらに日やけ対策や睡眠・運動・食事などの習慣も見直しながら、理想のきれいな肌を目指してください。
【監修】原野 史樹

【監修】原野 史樹

大塚製薬株式会社
大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。

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