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スキンケア

公開日:2024.06.27

乳液と化粧水の違いとは? それぞれの役割や使い方を解説

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乳液と化粧水の違いは役割です。化粧水は主に水分を補給して肌を整え、乳液は主に油分を補給してうるおいを守ります。それぞれの役割が違うので、美しい肌を保つためには両方を毎日のスキンケアに取り入れることが大切です。乳液と化粧水の違いや使い方、スキンケアの順番、効果を高めるポイントなどを紹介します。

【乳液と化粧水の違い】それぞれの役割

乳液を手のひらにとる様子
乳液と化粧水の違いは、それぞれの役割にあります。化粧水は主に水分や保湿成分の補給、乳液はさらに油分を補給して肌をやわらかくし、うるおいを守ります。それぞれの役割を詳しくみていきましょう。

化粧水の役割

化粧水の役割は、肌に水分や保湿成分を補給し、モイスチャーバランスを保って健やかな肌状態に整えること。肌の角質層の水分量を正常な状態に保つために、水分が浸透しやすく失われにくい処方がされています。
多くの化粧水は肌の保水力を補うためのものですが、皮脂や汗の分泌を整える、肌表面を弱酸性に保つなど、その他の目的を持つ化粧水もあります。

【主な化粧水の種類】

  • 保湿・柔軟化粧水:一般的な化粧水。角質層に水分や保湿成分を補給してうるおいを保つ。
  • 収れん化粧水:収れん剤が配合されており、皮脂や汗を抑えて毛穴を引き締める作用がある。
  • 拭き取り化粧水:軽いメイクやクレンジング剤の拭き取りに使用する。

乳液の役割

乳液の役割は、水分や保湿成分、油分などを補給して肌をやわらかくし、うるおいをキープすること。化粧水とクリームのつなぎの役目も担っています。

【主な乳液の種類】

  • 保湿乳液:保湿効果のある一般的な乳液。
  • UV乳液:日やけ止め効果のある乳液。美白成分配合のタイプもある。
  • ティント乳液:ファンデーション効果を併せ持つ色のついた乳液。肌を保湿しながら明るく見せてくれる。UVカット効果のあるものも多い。

【乳液と化粧水の違い】両方を取り入れたスキンケアが大切

肌にふれる女性
乳液と化粧水はそれぞれ役割が異なります。健やかな肌を維持するためには、肌の水分量を整える化粧水も、肌をやわらかくしてうるおいを保つ乳液も欠かせません。そのため、両方をスキンケアに取り入れましょう。

乳液と化粧水の使い方

鏡の前でスキンケアをする女性
乳液と化粧水の基本的な使い方も確認しておきましょう。浸透を促すためのポイントも紹介します。

化粧水の使い方

基本的な化粧水の使い方・つけ方は以下の通りです。
  1. 説明書やパッケージなどに記載されている適量の化粧水を手のひらやコットンにとる。
  2. 顔の中心から外側に向かって押し当てるようにゆっくりとなじませる。
  3. 目や鼻、口の周りになじませる。
  4. ホットハンドケアで成分を浸透させる。
化粧水を塗布する際は、コットンの使用がおすすめ。ムラなくつけられるので、うるおいを均一に与えやすくなります。化粧水をつけた後は、35度程度に温めた手で顔全体を包み込むようにやさしくプレスするホットハンドケアで、美容成分の浸透力を高めましょう。

乳液の使い方

基本的な乳液の使い方・つけ方は以下の通りです。
  1. 説明書やパッケージなどに記載されている適量の乳液を手にとり、両頬、額、鼻、あごの5ヵ所に点置きする。
  2. 顔の中心から外側に向かってやさしく伸ばしながらなじませる。
  3. ホットハンドケアで成分を浸透させる。
特に乾燥が気になる部分には、重ねづけがおすすめです。

乳液と化粧水を使う順番

さまざまなスキンケアアイテム
基本的なスキンケアでは、化粧水の後に乳液を使用します。美容液やクリームなどその他のスキンケアアイテムを含めた、お手入れの順番を確認しておきましょう。

朝のスキンケア

朝のスキンケアではまず、寝ている間に肌に溜まった汚れを落とします。その後、乾燥や太陽光など日中に受ける外部刺激から肌を守るために、そしてうるおいを補給するためにしっかりと保湿します。

【朝のスキンケアの順番】

  1. 洗顔
  2. 化粧水
  3. 美容液
  4. 乳液
  5. クリーム
  6. 日やけ止め/日やけ止め下地
美容液のなかには、化粧水の前に使用するものもあります。その場合は、以下のような順番になります。
  1. 洗顔
  2. 美容液
  3. 化粧水
  4. 乳液
  5. クリーム
  6. 日やけ止め/日やけ止め下地
太陽光の刺激から肌を守るためにも、外出前やメイク前は日やけ止めや日やけ止め下地を欠かさず塗るようにしましょう。日やけ止めや日やけ止め下地は、シミの原因である紫外線だけではなく、シワの原因といわれる近赤外線もカットできるものがおすすめ。
また日中は太陽光の刺激により肌が乾燥しやすいので、保湿成分配合の日やけ止めや日やけ止め下地を選ぶと良いでしょう。

夜のスキンケア

夜のスキンケアではメイクや皮脂などの汚れを落とし、うるおいや美容成分を効率的に補うことがポイントです。

【夜のスキンケアの順番】

  1. クレンジング
  2. 洗顔
  3. 化粧水
  4. 美容液
  5. 乳液
  6. クリーム
化粧水の前に使用する美容液の場合は、以下のようなスキンケアの順番になります。
  1. クレンジング
  2. 洗顔
  3. 美容液
  4. 化粧水
  5. 乳液
  6. クリーム
集中ケアとして、マスクなどの美容液シートを取り入れる際は、説明書で使用頻度やタイミングなどを確認しましょう。
スキンケアの詳しい順番は、こちらの記事で解説しています。

乳液と化粧水の効果を高めるポイント

鏡の前に立つ女性
乳液や化粧水の効果を高めるためのポイントを紹介します。肌タイプに着目して乳液・化粧水を選んだり、クリームを併用したりといった工夫で、しっかりと肌を整えましょう。

肌タイプに合った乳液・化粧水を選ぶ

乳液や化粧水は肌タイプに合ったものを選ぶとより効果的です。肌タイプに合った化粧品を使用することで、肌質の改善が期待できます。

【肌タイプ別:スキンケアアイテムの選び方】

  • 普通肌:現状の化粧品でのスキンケアを維持しつつ、変化に応じたアイテムを取り入れる。
  • 乾燥肌:保湿力の高い化粧水・乳液を選び、しっかりとうるおいを補給する。入浴や洗顔後、すぐに保湿することが大切。
  • 脂性肌:適度な水分や油分が補給できる化粧水・乳液でケアする。肌のベタつきやテカリが気になる場合は、収れん化粧水を取り入れるのもおすすめ。
肌タイプ別のスキンケアについては、こちらの記事で紹介しています。

クリームを併用してうるおいを閉じ込める

ベタつくからとクリームを敬遠する人もいますが、スキンケアの最後には必ずクリームを使用しましょう。クリームには化粧水や乳液、美容液で補った成分を閉じ込める役割があるため、使用しないとうるおいや美容成分が蒸発しやすくなってしまいます。
化粧水→乳液→クリームの順に使うことでよりクリームのなじみが良くなり、保湿効果が高まります。

まとめ

白いタオルとスキンケアアイテム
乳液と化粧水の違いは役割にあり、健やかで美しい肌を保つためにはどちらか片方だけではなく両方を使ってケアすることが大切です。それぞれの基本的な使い方や朝晩のスキンケアの順番なども見直し、水分と油分のバランスが整った理想的な肌を目指しましょう。
大塚製薬の「インナーシグナル」は、豊富な保湿成分でたっぷりと水分を抱え込む肌へと導き、乾燥による肌悩みなどをケアするスキンケアシリーズ。
美容液には独自の有効成分「エナジーシグナルAMP*」が配合されており、ターンオーバーを促すことでメラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎます。化粧水や乳液とともにスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ
【監修】原野 史樹

【監修】原野 史樹

大塚製薬株式会社
大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。

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