ツヤ肌はスキンケアで手に入れる! 乾燥知らずの肌へと近づくポイントとは
ツヤ肌とは、肌の内部からうるおいで満たされた、ハリのあるクリアな肌のことです。十分に保湿され健やかでふっくらとした肌は、肌悩みなども起きにくく、若々しい印象を与えます。ツヤ肌の特徴やツヤ肌のために取り入れたいスキンケアアイテム、スキンケアのポイントなどについて紹介します。
ツヤ肌の特徴
みずみずしさやうるおいを感じるツヤ肌。どのような条件が揃った肌のことを指すのか、まずは特徴について紹介します。自分の肌の状態と照らし合わせてチェックしてみてくださいね。
十分に保湿されている
ツヤ肌とは肌が十分に保湿されており、角質層がうるおいで満たされたみずみずしい状態のことです。肌内部までしっかりとうるおっているため、肌の表面もふっくらとハリがあり、キメが整っています。また水分と皮脂のバランスも良いため、毛穴が目立たず肌表面がなめらかです。
ターンオーバーが整っている
ターンオーバーが整っていると、メラニンを含む古い細胞が滞ることなく排出されるため、肌に透明感が出ます。日々生み出される新しい細胞が十分に保湿され、ふっくらとうるおいで満たされるので、くすみがなくツヤのある肌になります。しかしターンオーバーが乱れていると、肌が乾燥し、くすんだ印象になりやすいでしょう。
ツヤ肌になるために取り入れたいスキンケアアイテム
前述したようにツヤ肌を目指すためには、肌にうるおいをしっかりと与え、ターンオーバーを整えることが大切です。ツヤ肌のために取り入れたいスキンケアアイテムを紹介します。
肌にうるおいを与えるスキンケアアイテム
みずみずしいツヤ肌の条件として、まずは肌の内側からうるおいで満たされていることが大切です。肌にうるおいを与える化粧水や乳液などは、保湿力の高い成分を含むものを選びましょう。
保湿力の高い成分を含むスキンケアアイテムならば、より肌の水分量を上げられ、ツヤ肌に近づけます。具体的な保湿成分としては、セラミドやヒアルロン酸、アミノ酸などが挙げられます。
ターンオーバーを促すスキンケアアイテム
ツヤ肌に近づくために、ターンオーバーを促すスキンケアアイテムも使用しましょう。正常なターンオーバーは、約30日*の周期で行われます。ターンオーバーがスムーズであれば、ふっくらとうるおった肌が常に産生されるため、透明感がありハリのある印象です。一方、ターンオーバーがスムーズではない肌は、メラニンを含んだ古い細胞が肌表面に残り、くすんだ印象になりやすいでしょう。
大塚製薬のスキンケアアイテム「インナーシグナル」は、有効成分「エナジーシグナルAMP**」を配合。ターンオーバーを促すことでメラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎます。また、保湿効果により乾燥による小ジワを目立たなくし、内側からふっくらとうるおいに満ちた健やかな肌へ導いてくれます。
*顔での推測値
**アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ
エイジングケア用のスキンケアアイテム
ツヤ肌を目指すために、肌にハリを与えるエイジングケアを目的としたスキンケアアイテムも使用すると良いでしょう。肌がうるおいで満たされていることはもちろんですが、加えて、ふっくらと弾力のある肌であることもツヤ肌の条件の1つと言えます。
表皮の下にある真皮には、コラーゲンやエラスチンなど、肌の弾力を支えている成分が含まれています。これらは年齢とともに徐々に失われやすいため、年齢を重ねるとシワや肌のたるみがあらわれやすくなります。
エイジングケア用のスキンケアアイテムには、年齢による肌悩みに寄り添った成分が配合されていることが多いためおすすめです。
ツヤ肌をつくるスキンケアのポイント
最後に、ツヤ肌をつくるスキンケアのポイントを紹介します。普段のスキンケア時にポイントを意識することで、少しずつ肌が変わり始めるのを実感できるかもしれません。
肌を摩擦しないように意識する
スキンケアの際は、肌を摩擦しないようにやさしく丁寧に行います。肌に摩擦が加わると、表面の角質層が傷付いて肌表面のバリア機能が低下し、乾燥を招く恐れがあります。
肌の乾燥が進むと、ツヤ肌になれないだけではなく、刺激を感じやすくなるなど他の肌悩みも引き起こします。そのためスキンケアを行う際は、摩擦しないように心がけましょう。
化粧水で十分に保湿する
化粧水で保湿する際は、以下のような手順・方法を意識することで、より効果を期待できるでしょう。
<化粧水の手順>
- コットンに適量の化粧水を出す。
- 顔全体に化粧水を含ませたコットンでやさしくなじませていく。
- 目や鼻のまわりなど、細かなところにも丁寧になじませる。
- 最後に手のひらで顔全体を包み込み、化粧水をしっかりと浸透させる。
化粧水は手のひらで塗布するよりもコットンを使用した方が、均一に肌に浸透しやすくなります。
乳液やクリームでうるおいを閉じ込める
乳液やクリームの使用により肌にうるおいを閉じ込めることは、乾燥予防になります。化粧水の後に水分と油分をバランス良く含んでいる乳液を使うと、クリームが肌に溶け込むようになじみ、うるおい効果がさらに高まります。
<乳液の手順>
- 適量を手のひらに出し、鼻・両頬・額・あごの5点にのせる。
- 5点においた乳液を、顔の中心から外側にのばしながら丁寧になじませる。
- 最後は化粧水と同様に、手のひらで顔全体を包み込むようにハンドプレスを行い、美容成分を浸透させる。
<クリームの手順>
- 乳液と同様に、鼻・両頬・額・あごの5点にのせ、顔の中心から外側に向かってなじませる。
- 目の周りや小鼻・鼻の下、唇の下などにもクリームをなじませ、乾燥しやすい部位には重ねづけする。
- 手のひらで顔全体を包み込むようにハンドプレスを行い、美容成分を浸透させる。
朝と夜のスキンケアの役割やポイントは、次の記事で解説をしているので、参考にしてみてください。
まとめ
内側からふっくらとした、ハリのあるツヤ肌を目指すためには、乾燥対策やターンオーバーを整えることが欠かせません。普段のスキンケア方法を意識して見直すことで、肌も日々変化してくるでしょう。すぐにできることから実践し、乾燥知らずのツヤ肌を目指してください。
大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。