SEARCH

スキンケア

公開日:2023.05.30 更新日:2023.08.09

肌の水分量を上げるには? 生活習慣やスキンケアを見直してしっとり肌へ

  • facebook
  • twitter
  • LINE

うるおいのある健やかな肌には、十分な水分量が必要です。肌の水分量の低下は乾燥につながり、キメの乱れや肌荒れなどのさまざまな肌悩みの原因になるため、水分量を上げるケアをしましょう。肌の水分量を上げるスキンケアや生活習慣、スキンケア用品を選ぶ際にチェックしたい保湿成分を紹介します。

健やかな肌の水分量は?

肌のうるいおいを保つ構造
肌のうるおいに大きくかかわっているのが、肌の水分量です。健やかな肌は、表皮の上の角質層に10〜20%、さらに内部の表皮や真皮に60〜70%の水分量を含んでいます。
角質層には、肌自身が作り出す保湿成分(NMF)や脂質などがバランス良く存在し、自らうるおいを保っています。しかし角質層の水分量が10%以下になると、肌にうるおいがなくなり柔軟性も失われてしまいます。

肌の水分量の低下が肌悩みにつながる

肌の状態を気にする女性
自らうるおいを保つ働きがある角質層。しかし、肌細胞が生まれ変わる周期であるターンオーバーの遅れなどが原因で角質層の水分量や油分量が減少すると、肌の乾燥が進んでしまうことも。それにより、肌を守るバリア機能が低下してしまいます。
肌のバリア機能の働きは、外からの異物侵入や肌の水分蒸散を防ぐことです。バリア機能が低下すると、外的刺激や水分の蒸散を防げなくなるため、さまざまな肌悩みにつながります。バリア機能の低下はうるおいを保つ力の低下も招き、乾燥により肌表面のキメが乱れ、肌荒れの原因となってしまいます。

肌の水分量を上げるスキンケア

洗顔する女性
肌の水分量を上げるために、肌にやさしい洗顔や水分・油分を補給するスキンケアを意識しましょう。普段から、ポイントや注意点を押さえたスキンケアに取り組むことが大切です。

肌をやさしく洗う

洗顔時は、肌に負担をかけないようやさしく洗うことが大切。洗浄力の強すぎるクレンジングや洗顔料の使用、ピーリングなどの角質ケアのやりすぎは、肌への負担になるため注意しましょう。
<洗い方の手順>
1. 顔全体を軽く濡らす。
2. 泡を顔全体に広げ、泡を手でころがすように洗う。
3. 32〜34℃のぬるま湯でしっかりとすすぐ。

化粧水で水分を補う

保湿成分を含む化粧水を使い、肌に水分をしっかりと補いましょう。化粧水をつける際は、コットンの使用がおすすめです。化粧水をムラなくつけられるため、うるおいを均一に与えやすくなります。特に目や鼻、口の周りのへこんだ部分にコットンを使うと効果的です。

乳液やクリームで油分を補う

化粧水で水分を与えた後は、乳液やクリームの油分で保護膜をつくり、水分を逃さないようにしましょう。水分と油分がバランスよく含まれている乳液を使うとクリームの伸びが良くなります。さらにクリームを塗ると油分でうるおいを覆い、美容成分を閉じ込めることができます。

スキンケアで取り入れたい保湿成分

スキンケア用の化粧品
肌の水分量を上げるために、保湿成分を含むスキンケア用品を選びましょう。代表的な保湿成分を4つ紹介するので、スキンケア用品を選ぶ際の参考にしてみてください。

セラミド

セラミドは、肌の角質層のすき間を埋めている細胞間脂質の主成分で、角質層の水分を保持する役割があります。減少すると水分が蒸散してしまい、乾燥や炎症につながります。水分の不足による肌荒れには、セラミド配合のスキンケア用品がおすすめです。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は肌になじみが良く、水分保持効果が高い成分です。ヒアルロン酸1グラムに対して、約6リットルの水分を保持できます。また水との親和性が高く、細胞間や組織間を埋める役割を担っています。
もともと細胞内にある成分ですが、加齢や紫外線などの刺激によって失われやすいため、スキンケアで補給しましょう。

アミノ酸

アミノ酸は、角質層にある肌自身がつくり出す保湿成分(NMF)の構成要素の1つ。NMFは、水分を捕まえてはなさず、肌のうるおいを保つ役割があります。NMFを補給する意味で、化粧水などにアミノ酸が配合されています。

コラーゲン

真皮の主成分であるコラーゲンは、繊維状のたんぱく質で、肌のハリや弾力を保つ働きがあります。加齢や紫外線の影響で変性すると、ハリや弾力がなくなり、シワやたるみの原因になります。
大塚製薬の「インナーシグナル」は、肌にハリとうるおいを与える保湿成分を配合したスキンケア用品。毎日のスキンケアによって、キメの整った肌へと導きます。また有効成分「エナジーシグナルAMP*」配合により、ターンオーバーを促しメラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎます。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ

肌の水分量を上げる生活習慣

ペットボトルとコップ
肌の水分量を上げるためには、生活習慣の見直しを意識するなど、体の内側から改善していくことも大切です。また、生活習慣の見直し・改善は他の肌悩みの予防にもつながります。太陽光対策や十分な睡眠、栄養バランスのとれた食事などを意識しましょう。

水分をこまめに摂取する

体内に水分を維持することは、肌のうるおいやみずみずしさを保つことと大きく関係しています。人間の体は体重の約60%の水分量を保持しており、体全体の水分量の変化に伴い肌の水分量も変化します。
一般的に食事で摂取する水分量が約1リットル、代謝水が約0.3リットルといわれていますが、普通に生活しているだけでも、尿や汗などにより1日当たり2.5リットルもの水分が失われます。そのため、こまめに水分をとるよう意識し、1日約1.2リットルの水分摂取を心がけましょう。

太陽光対策を徹底する

太陽光を浴びることで起きる炎症により肌がダメージを受けると、ターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下します。
近年では、太陽光に含まれる紫外線だけではなく、近赤外線も肌へ影響を与えることがわかってきました。太陽光は季節や天候を問わず降り注いでいます。また、波長の長い紫外線は窓ガラスも通過します。
そのため室内外を問わず、化粧下地や日やけ止めクリームを使って対策しましょう。外出する際は、日傘・帽子・長袖の服・サングラスなどを使用するのも効果的です。

十分な睡眠をとりストレスを溜めない

肌のターンオーバーを促す成長ホルモンは、眠りが深いノンレム睡眠時に分泌されます。しかし、不規則な生活やストレスが溜まることにより、深い眠りにつきにくくなってしまうことも。しっかりと睡眠をとるために、以下のことを心がけましょう。
  •  朝起きてすぐ朝日を浴びる。
  •  朝食をとる。
  •  適度な運動をする。
  •  夜更かしをせず一定の時間に起床する。

栄養バランスの良い食事を心がける

うるおいのある美肌を目指すためには、タンパク質、ビタミン類、ミネラルなど栄養バランスのとれた食事を心がけることも大切です。以下のような栄養素を積極的に摂取しましょう。
栄養素 効果 食材
タンパク質 筋肉・皮膚・内臓・骨などを作る マグロ赤身、鶏ささみ、豆腐、卵、牛乳 など
ビタミンA 目や皮膚の粘膜維持 レバー、ウナギ、ニンジン、ほうれん草、モロヘイヤ など
ビタミンB2 皮膚の細胞の再生を助ける 肉の肝臓全般、ウナギ、卵、納豆 など
ビタミンB6 皮膚の抵抗力増進 赤身肉、鶏肉、マグロ、牛レバー、カツオ など
ビタミンC コラーゲンの生成に必要 レモン、オレンジ、パプリカ、いちご、ブロッコリー など
亜鉛 タンパク質の合成に必要 牛赤身肉、牡蠣、卵、カシューナッツ、油揚げ など

まとめ

肌にうるおいが戻り喜ぶ女性
肌の水分量が足りているかどうかは、肌のうるおいやハリに大きく影響します。保湿成分が配合されたスキンケア用品で水分と油分をしっかりと補給するなど、肌の水分量を上げるケアを取り入れましょう。また、太陽光対策を行う、十分な睡眠や栄養バランスの良い食事をとるなど、生活習慣も見直して、うるおいとハリのある美肌を目指してください。
【監修】原野 史樹

【監修】原野 史樹

大塚製薬株式会社
大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。

関連記事