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肌悩み

公開日:2024.06.27

肌のくすみの"わからない"を解決! くすみのタイプ別に原因と対策をチェック

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肌の明るさや透明感が失われた状態であるくすみ。顔色が暗くなり疲れた印象を与えてしまうので改善したいけれど、どう対策すれば良いかわからないという人も多いでしょう。そこで今回は、くすみのタイプ別に原因と対策を紹介します。自分のくすみタイプがわからない人は、セルフチェックシートも活用してみてください。

【セルフチェックシート】くすみタイプのわからないを解決

ブルーのチェック
「肌が暗く見える」「ファンデーションの色が合わなくなった」「肌に透明感がなく疲れた印象に見える」といった肌悩みは、肌のくすみによるものかもしれません。肌のくすみには主に4つのタイプがあり、それぞれに原因・対策が異なります。まずはセルフチェックで、自分のくすみタイプを知りましょう。

タイプ①茶くすみ

※当てはまる項目が多いほど、「茶くすみ」の可能性が高くなります。
▢くすみが赤茶色をしている。
▢屋外での活動が多く、太陽光を浴びることが多い。
▢日やけ止めや日やけ止め下地を塗り忘れる・塗らないことが多い。
▢スキンケア時に肌を強くこすってしまうクセがある。

タイプ②グレーくすみ

※当てはまる項目が多い程、「グレーくすみ(グレーがかったくすみ)」の可能性が高くなります。
▢くすみが灰色をしている。
▢肌がカサつきやすい。
▢肌荒れしやすい。
▢皮むけを起こしやすい。
▢エアコンの効いた室内にいることが多い。
▢季節の変わり目に肌荒れしやすい。

タイプ③黄ぐすみ

※当てはまる項目が多い程、「黄ぐすみ」の可能性が高くなります。
▢肌が黄みを帯びている。
▢食生活が偏っている。
▢炭水化物やお菓子、清涼飲料水が好き。
▢スキンケアをしてもくすみがとれない。
▢シワやハリ不足が気になる。

タイプ④青くすみ

※当てはまる項目が多い程、「青くすみ」の可能性が高くなります。
▢顔色が暗く見える。
▢冷え性である。
▢運動習慣がない。
▢目の下に青いクマができやすい。
肌のくすみについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

【タイプ①茶くすみ】原因と対策のわからないを解決

自分のくすみタイプがわかったら、原因と対策を押さえることが大切です。くすみタイプの原因に合わせた対策に取り組み、くすみのわからないを解消しましょう。まずは、「茶くすみ」の原因と対策を紹介します。

【原因】紫外線・摩擦

夏の紫外線
赤茶色や褐色のくすみのもとは、メラニンです。紫外線や摩擦などの影響を受けると、肌を守るために褐色のメラニンが過剰に生成されます。通常、生成されたメラニンは肌のターンオーバーによって体外へ排出されるため、肌表面に残りません。
しかし、紫外線や摩擦の影響を受けてメラニンが過剰に生成されたり、肌のターンオーバーが遅れてメラニンの排出が滞ったりすることで、生成と排出のバランスが崩れてメラニンが蓄積し、「茶くすみ」の原因となります。

【対策】紫外線対策・丁寧なスキンケア

紫外線対策のグッズ
「茶くすみ」の原因の1つである紫外線から肌を守るためには、季節や天気、室内外を問わずしっかりと紫外線対策に取り組むことが大切です。日やけ止めや日やけ止め下地の使用はもちろん、強い紫外線が降り注ぐ夏は、帽子や日傘、長袖の服、UVカットサングラスなどを併用しましょう。
また、肌に摩擦や刺激を与えるようなゴシゴシ洗いや、化粧水を叩き込むといったスキンケアも避けることも重要。洗顔では、濃密な泡をたっぷりと作り、泡で汚れを吸着するようなイメージで転がすように洗うのがポイントです。メラニンが蓄積しないように、ターンオーバーを促す美容液なども取り入れてみましょう。

【タイプ②グレーくすみ】原因と対策のわからないを解決

肌の乾燥や角質肥厚は、「グレーくすみ」の原因になります。詳しい原因と対策をみていきましょう。

【原因】乾燥・角質肥厚

角質肥厚の仕組み
「グレーくすみ」の主な原因は、先述したように角質肥厚や乾燥です。古い角質が蓄積して厚くなる角質肥厚は、ターンオーバーの遅れによって引き起こされます。角質層が厚くなると水分保持力が低下するため、肌の透明感が失われてグレーがかったくすみ肌になります。
さらに、健康的な角質層には16~20%の水分が含まれていますが、10%を下回ると「ドライスキン」と呼ばれる乾燥状態の肌になり、透過性が下がって白く濁るため、肌がくすんだ印象になります。

【対策】肌のターンオーバー促進・保湿ケア

スキンケアのアイテム
古い角質が蓄積しないようにターンオーバーを整えることは、「グレーくすみ」の対策になります。丁寧な洗顔で汚れと古い角質を洗い落としましょう。「茶くすみ」の対策同様、ターンオーバーを整えるお手入れもおすすめです。
また、高保湿成分が配合されたスキンケアアイテムを使い、肌にうるおいを与える保湿ケアも欠かせません。化粧水、乳液、クリームなどで水分と油分をバランス良く補給するのがポイントです。

【タイプ③黄ぐすみ】原因と対策のわからないを解決

肌が黄色くくすむ主な原因は糖化です。日々の生活習慣を見直し、対策につなげましょう。

【原因】糖化

散らばったスイーツ
食事から摂取した糖と、体内のたんぱく質が結びついて起こる糖化は、「黄ぐすみ」の原因です。甘いもののとり過ぎにより、糖化が起こりやすくなるといわれています。
糖化によって作られる老化物質が黄褐色のため、蓄積することで肌が黄色っぽくくすみます。また糖化は老化現象の1つで、くすみだけではなくシワやハリ不足といった肌の衰えを進ませるので、注意が必要です。
肌の黄ぐすみと糖化の関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。

【対策】生活習慣を見直す

低GI値のイメージ
糖化の対策として、炭水化物や甘いものの食べ過ぎを控えるなど、特に食生活を改善するのがおすすめです。ただし、炭水化物が極端に不足するとエネルギー不足になるので注意しましょう。
糖化は血糖値が急激に上昇するときに起こりやすくなります。そのため、そばや大豆類など、食後の血糖値が上がりにくい「低GI食品」を取り入れてみるのも良いでしょう。調理方法も、蒸す・茹でるなど工夫をすると、老化物質の生成量を抑制しやすくなります。
食事と合わせて十分な睡眠や適度な運動も意識しましょう。睡眠中は、肌のターンオーバーを促進するといわれる成長ホルモンの分泌が活発になります。また、適度な運動は血液循環を促し、快眠へ導いてくれるため、ウォーキングなどの有酸素運動を習慣化しましょう。

【タイプ④青くすみ】原因と対策のわからないを解決

最後に、血行不良が主な原因である、「青くすみ」の対策をみていきましょう。

【原因】血行不良

疲れでストレスが溜まっている女性
肌が青黒くくすむ「青くすみ」の主な原因は血行不良です。血液の流れは、運動不足や睡眠不足、ストレス、栄養不足などにより滞ります。血行不良になると血液の酸素が不足し、本来は鮮やかな赤色の血液が黒っぽくなります。その結果、肌が青っぽくくすんで見えるようになります。
また、鉄分不足による貧血も「青くすみ」につながることがあります。

【対策】血行促進マッサージ・適度な運動

顔のマッサージをする女性
血行不良を改善することが、「青くすみ」の対策になります。血行を促進するマッサージなどを取り入れてみると良いでしょう。お風呂上がりの体が温まった状態で行うのがポイントです。

<血行促進マッサージ>

  1. 顔からデコルテへかけて、マッサージ専用のクリームを塗る。
  2. 顔の中心から外側、下から上へ向かってマッサージをする。シワをのばし、皮膚を引き上げるように手をすべらせる。
ただし、ニキビや吹き出物、かゆみがあるとき、日やけ後などは肌が敏感になっているため、マッサージを控えましょう。
また先述したように、適度な運動は血行を促進し、肌に栄養素や酸素が届きやすくなります。週に60分程度(1回30分以上、週2回以上)を目安に、軽く汗をかく程度の運動を習慣にしましょう。

まとめ

肌をチェックしてほほ笑む女性
肌のハリや透明感が失われ、顔色が暗くなったように感じる場合は、くすみの可能性を疑ってみましょう。くすみは色(見え方)によって種類が分けられ、それぞれに原因が異なるので、原因に合った対策を行うことが重要です。くすみのわからないを解決し、明るく健やかな肌を目指しましょう。
肌を健やかに整えることは、くすみケアの根本対策になります。スキンケア方法や生活習慣の改善とともに、肌を健やかに整えることに着目したスキンケアアイテムを活用してみてはいかがでしょうか。
大塚製薬の「インナーシグナル」は、豊富な保湿成分で乾燥やキメの乱れなどの肌悩みを解消してくれるスキンケアシリーズです。独自の有効成分「エナジーシグナルAMP*」配合によりターンオーバーを促すことでメラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎます。くすみ対策として、ぜひ取り入れてみてください。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ
【監修】原野 史樹

【監修】原野 史樹

大塚製薬株式会社
大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。

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