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肌悩み

公開日:2024.06.27 更新日:2024.08.13

目の周りにできるくすみの原因は? くすみを改善・予防するケアで明るい目元に

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目の周りにできるくすみの原因は、血行不良や乾燥、色素沈着などさまざまです。目の周りの皮膚は他に比べて薄いため、特に刺激を受けやすいといわれています。本記事では、目の周りにできるくすみの原因や、改善・予防につながるスキンケア・生活習慣について紹介します。「目の周りの印象が暗く、疲れて見える……」と感じる人は、くすみ対策を試してみましょう。

目の周りのくすみとは?

太陽光を浴びる女性
肌のくすみとは、肌全体から明るさやツヤ、透明感が失われて、濁って見える状態のこと。
肌色の赤みが減って黄みが増します。また目の周りのくすみは、クマのように部分的に暗く見える場合も。長い間、太陽光を浴び続けると、そのダメージがくすみとなって肌に現れます。
肌のくすみのタイプについては、こちらの記事で紹介しています。

目の周りのくすみの原因

目元がアップされた女性
目の周りのくすみは、血行不良や乾燥、角質肥厚などさまざまな原因によって生じます。目の周りのくすみを対策するためにも、まずは原因を把握しましょう。

①血行不良

酸素が十分に行き渡った血液は、鮮やかな赤色をしています。しかし血行が悪くなると、酸素不足になり、黒みがかった赤色に。顔の中でも目元は皮膚が薄いため、変化した血液が皮膚から透けて、青黒く見えやすくなります。
なお貧血状態のときは、赤血球に含まれるヘモグロビン(赤色素のタンパク質)が減少しているため、青黒いくすみにつながります。

②乾燥

乾燥によって角質層の水分量が不足すると、顔色がくすんだ印象になります。健康な角質層は16〜20%の水分を含んでいる状態。これが10%を切ると「ドライスキン」と呼ばれる乾燥状態の肌になります。
角質層の水分量が減少するに連れて、乾燥している寒天のように透過性が低くなり、肌が白く濁って見えます。

③角質肥厚

古い角質が蓄積して厚くなる角質肥厚は、ターンオーバーの遅れによって引き起こされます。ターンオーバーとは細胞の生まれ変わりの周期のことで、健康な肌のターンオーバーは、約30日*といわれています。
ターンオーバーの遅れによって角質層が厚くなると、水分保持力が低下し、透明感が失われる原因に。水分が不足した角質層が蓄積すると、肌がくすんで見えます。
さらに角質肥厚は、くすみ以外にもシミや乾燥といった肌悩みを引き起こします。
*顔での推測値

④色素沈着

色素沈着が起こる原因は、摩擦や日やけによるものです。目の周りは他の部位と比べると皮膚が薄いため、特に刺激を受けやすいといえます。
スキンケアによる摩擦や、太陽光によって肌にダメージが加わると、メラニンと呼ばれる褐色の物質が過剰に生成されます。このメラニンがスムーズに排出されずに蓄積すると、肌が黒ずんで見え、くすんだ印象を与えます。

⑤肌の糖化

糖化とは、糖質の過剰摂取により体内に蓄積した糖がタンパク質と結合することです。糖とタンパク質が結びつくと、黄褐色の老化物質がつくられ、肌が黄色くくすみます。甘いものを食べすぎると、糖化が起こりやすくなるので注意が必要です。
また、糖化は老化現象の1つであるため、くすみだけではなく、シワやたるみといった肌悩みにもつながります。

【スキンケア】目の周りのくすみを改善・予防

目の周りのくすみの改善・予防を目指すのであれば、スキンケアを見直してみましょう。日々のスキンケアに取り入れやすい対策を紹介します。

丁寧な洗顔を意識する

洗顔料を泡立てている女性
洗顔時は、皮膚が薄い目の周りはもちろん、顔全体もゴシゴシと擦らないように丁寧な洗顔を心がけることがポイントです。肌への摩擦は色素沈着の原因となり、くすみを招きます。
弾力のあるきめ細かい泡をつくり、転がすようにして洗いましょう。アイメイクが落ちにくい、またはウォータープルーフタイプの場合は、専用のリムーバーを使用してやさしくなじませませるように落とすのがおすすめです。

保湿ケアで肌のうるおいを保つ

保湿ケアをしている女性
洗顔後は、保湿ケアで肌のうるおいを保ちましょう。化粧水や乳液で水分と油分をバランス良く補給し、クリームで美容成分やうるおいを閉じ込めます。先述したように、目の周りの皮膚は薄く刺激を受けやすいため、アイクリームなどの部分用美容液の使用もおすすめです。
大塚製薬のスキンケアシリーズ「インナーシグナル」には、目元用薬用クリーム「リジュブネイト クリア アップ アイズ」もラインナップ。乾燥やハリ不足といった目の周りの肌悩みにアプローチします。
また、独自の有効成分「エナジーシグナルAMP*」配合によりメラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎ、明るい肌印象へと導きます。目の周りのくすみ対策として取り入れてみてはいかがでしょうか。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ

ターンオーバーに着目したスキンケアアイテムを取り入れる

複数種類のスキンケア用品
ターンオーバーを促すことは、くすみの改善・予防になります。先述した通り、ターンオーバーの遅れは古い細胞やメラニンの蓄積を招き、角質肥厚や色素沈着の原因になります。ターンオーバーを促す成分が配合された美容液などのスキンケアアイテムを取り入れてみましょう。

日やけ止めを欠かさず塗る

日やけ止めを塗る女性
スキンケアだけではなく、日やけ対策もくすみの改善・予防のために重要です。紫外線は季節や天気、屋内外にかかわらず降り注ぎ、肌にダメージを与えます。
1年を通して、日やけ止めや日やけ止め下地を塗るなどの対策を徹底しましょう。特に目の周りは塗り忘れやすい部分なので、注意が必要です。指の腹を使ってやさしくなじませるのもポイント。
日差しが厳しい夏には、日傘や帽子、UVカットサングラスを併用し、目の周りや顔全体を守りましょう。

【生活習慣】目の周りのくすみを改善・予防

スキンケアとともに、生活習慣も見直しましょう。血行を促すマッサージや適度な運動、十分な睡眠が目の周りのくすみ対策になります。

ホットタオルやマッサージで血行を促す

ホットタオルで目元を抑えている女性
目の周りの血行不良を防ぐために、ホットタオルやマッサージを取り入れてみましょう。マッサージ時はアイクリームを使用するのがおすすめです。
<マッサージ方法>
  1. 塗る側と反対の指を目尻に置き、皮膚が動かないように支える。
  2. 目尻から目頭に向かい、アイクリームを中指または薬指で軽くのせるようになじませる。
  3. 上まぶたは目頭から目尻に向かってやさしくすっとなじませる。
  4. 最後に、指の腹全体で目元をやさしく押さえるように温めてなじませる。

適度な運動を習慣化する

適度な運動をする女性
適度な運動を習慣にすると代謝が高まり、血行が促進されます。週60分(1回につき30分以上、週2回以上)程度の運動がおすすめ。ウォーキングなどの軽く汗をかく程度の有酸素運動を習慣にしましょう。

十分な睡眠をとる

就寝前の部屋
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、ターンオーバーを促進するといわれています。そのため、日中眠たくならない程度の十分な睡眠を心がけましょう。夜は早めに照明を落とす、寝る前にPC・スマートフォンの使用を控えるなど、寝つきが良くなる工夫を取り入れてみてください。

糖分や炭水化物を控える

ヨーグルトとナッツ類
糖分や炭水化物を控えることは、糖化によるくすみの対策になります。ただし、炭水化物を極端に制限するとエネルギー不足になるため、注意しましょう。
また糖化は、急激に血糖値が上がる時に起こりやすくなります。そのため、血糖値が上がりにくいGI値が低い食品を取り入れるのもおすすめです。
<低GI食品の例>
大豆(ゆで)・海藻・柑橘類・りんご・ヨーグルト・ナッツ類 など

まとめ

美しい肌の女性
目の周りのくすみの原因は、血行不良や乾燥、角質肥厚などさまざま。くすみにより目の周りに透明感が失われると疲れた印象を与えるので早めに改善・予防しましょう。スキンケアや生活習慣を見直して、明るくハリのある目元を目指してください。
大塚製薬の「インナーシグナル」は、独自成分「エナジーシグナルAMP*」配合のスキンケアシリーズです。メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎ、明るい肌印象へと導きます。目の周りはもちろん、顔全体のくすみ対策として取り入れてみてはいかがでしょうか。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ
【監修】原野 史樹

【監修】原野 史樹

大塚製薬株式会社
大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。

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