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肌悩み

公開日:2023.07.31 更新日:2023.08.09

たるみ毛穴を改善したい! スキンケアと生活習慣で毛穴を引き締めよう

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たるみ毛穴とは、たるみによって皮膚が引っ張られ、楕円形に広がって見える毛穴のこと。歳を重ねるにつれ、皮膚がたるんで毛穴が目立って見えるため、気になる人も多いでしょう。たるみ毛穴の特徴や主な原因、改善するためのスキンケア・生活習慣を紹介します。

たるみ毛穴とは?

顔のたるみを気にする女性
顔の皮膚のたるみにより、毛穴が広がって見えるのがたるみ毛穴。まずは顔の毛穴とは何か、そしてたるみ毛穴の特徴について解説します。

そもそも顔の毛穴とは?

皮膚表面のイメージ
毛穴は顔だけではなく、腕や背中など体のあらゆる部位に存在し、皮膚の保護や体温調節にかかわっています。皮膚には網目状の溝が走っており、その交点にあるのが毛穴です。網目の中の小さく盛り上がっている部分は皮丘(ひきゅう)、溝部分は皮溝(ひこう)と呼ばれ、これらが細かく均一であると「キメの整った肌状態」と言えます。そして毛穴も、肌のキメにかかわる位置に存在しています。
毛穴が目立つ原因には、「過剰な皮脂の分泌」や「毛穴の開き」「キメの乱れ」などに加え、「皮膚のたるみ」が挙げられます。

たるみ毛穴の特徴  

たるんでいない毛穴とたるみ毛穴の断面イメージ図
毛穴が円形から楕円形になってしまうのが、たるみ毛穴です。加齢に伴い皮膚がたるむことによって毛穴が引っ張られ、上図のようなすり鉢のような構造に。表面から見ると楕円形のように広がることで、毛穴の開きが一層目立ちやすくなります。
理想的な毛穴は、肌表面のキメが整い、毛穴の中が清潔に保たれている状態。角栓が毛穴に詰まり、酸化して黒ずんだり(黒ずみ毛穴)、毛穴の周囲にメラニンが蓄積したり(メラニン毛穴)しても毛穴は目立ちやすくなります。皮膚を引っ張り一時的に毛穴が見えにくくなったら、皮膚の老化によるたるみ毛穴の可能性が高いと言えるでしょう。

たるみ毛穴の主な原因

鏡の前に立つ女性
たるみによって皮膚が伸長すると毛穴の形状も長くなります。また加齢に伴い、真皮を構成するコラーゲンやエラスチンが変性・減少することが真皮の衰えにつながり、結果ハリ・弾力が失われてたるみが引き起こされます。たるみ毛穴の主な原因をみていきましょう。

太陽光(光老化)

太陽光に含まれるUVA(紫外線A波)は、皮膚の真皮まで届き、コラーゲンやエラスチンを破壊します。最近では、近赤外線(IRA)がコラーゲンやエラスチンを産生する線維芽細胞に影響を与え、たるみを引き起こすこともわかっています。肌のハリや弾力が失われてたるみが起きると、毛穴も下へと引っ張られます。

活性酸素

紫外線やストレス、加齢などが影響し肌内部で活性酸素が増えると、真皮にあるコラーゲンやエラスチンの働きが弱まり、ヒアルロン酸が減少します。そして、それらの成分を生み出す線維芽細胞にダメージが加えられることにより、たるみが起きやすくなります。

皮下脂肪の増減

脂肪が急激に減少すると、皮下脂肪層の弾力が失われてたるみにつながります。反対に、老化で弾力がなくなり皮下脂肪が多くなっても、筋肉が重さに耐えられなくなり皮膚がたるんでしまいます。

表情筋の衰え

顔には約20種類もの表情筋がありますが、日常生活で使うのはその中のわずか30パーセントほど。表情が乏しくなり、加齢によって筋力が低下することでも肌がたるみやすくなります。

むくみ

水分の排出がうまくできず慢性的に顔がむくんでいると、たまった老廃物で皮膚が下垂し、伸びた状態で定着してしまいます。老廃物は肌のターンオーバーを妨げ、老化を促進する原因に。ほうれい線や二重あごなど、顔やフェイスラインは特に影響が出やすい部位です。

【スキンケア】たるみ毛穴の改善方法

洗顔料を泡立てる女性
たるみ毛穴の改善には、肌のターンオーバーを促すことが重要です。ターンオーバーとは、肌の細胞が生まれ変わる周期のこと。周期が順調で健やかな肌は、キメが整っていて毛穴が目立ちません。肌の汚れや乾燥はターンオーバーを乱すので、スキンケア時には、肌に汚れを残さない、しっかり保湿するなどのポイントを意識しましょう。

クレンジングと洗顔で毛穴の汚れを落とす

まずはクレンジングと洗顔で肌を清潔な状態にします。
クレンジングはうるおいを守りながらやさしく行うことが大切です。クレンジング剤を適量手に取り、指の腹を使ってやさしくくるくると撫でるようになじませていきます。
洗顔は濃密な泡をたっぷりつくって肌をこすらないように意識することが重要。泡を顔全体に広げたら、肌の上でころがすようにして洗います。
すすぎはぬるま湯で、細かい部分まで丁寧に洗い流しましょう。

蒸しタオルをする

蒸しタオルをすると肌表面や毛穴がやわらかくなり、汚れが取れやすくなります。また血行が良くなるため、老廃物が排出されやすくなり、むくみ解消にも効果的でしょう。さらに、肌に酸素や栄養、水分などが送られ新陳代謝が高まるので、肌の老化防止にもつながります。

<蒸しタオルのやり方>

  1. 濡れタオルを40~45℃に温める。
  2. 小鼻やあご、額など毛穴が気になる部分に蒸しタオルをあて、手のひらで軽く押さえる。

十分に保湿ケアを行う

ターンオーバーを整え、たるみ毛穴の対策をするためには肌の保湿も大切です。ターンオーバーの遅れにより、乾燥してキメが乱れた肌は毛穴が目立ちやすくなってしまいます。
洗顔後、化粧水で角質層までうるおいを与えたら、乳液で水分と油分をバランス良く補います。美容液で美容成分をチャージするのもおすすめ。スキンケアの最後には、クリームでふたをしてうるおいや美容成分を閉じ込めましょう。

【生活習慣】たるみ毛穴の改善方法

サラダを食べる女性
たるみ毛穴などの肌悩みには、生活習慣も密接にかかわっています。また生活習慣の改善は、肌のターンオーバー促進にもつながります。健やかな肌を保つために、スキンケアだけではなく生活習慣も今一度振り返ってみましょう。

年間を通して太陽光対策をする

太陽光は1年中降り注いでいるため、季節や天候、屋内外を問わず太陽光対策をすることが大切です。
年齢を重ねた肌には、保湿成分が配合された日やけ止めを使用するのがおすすめ。目の際や鼻のまわりなどの細かい部分は、指の腹を使って伸ばしましょう。特に年齢が出やすい首や胸元にも忘れずに塗ります。
先述したように紫外線だけではなく、近赤外線も肌に影響を与えるといわれています。日やけ止めは両方をブロックできるものを選ぶと良いでしょう。

タンパク質・ビタミンC・ビタミンEを意識してとる

健やかな肌を維持するには食事も大切です。特に、細胞の材料となり皮膚の美しさを保つ「タンパク質」、コラーゲンの生成に不可欠な「ビタミンC」、肌のバリア機能を安定させる「ビタミンE」を意識してとるのがおすすめ。これらの栄養バランスを考えて食事をとりましょう。

<各栄養素を含む主な食材>

  • タンパク質:鶏ささみ・豆腐・卵 など
  • ビタミンC:レモン・オレンジ・パプリカ など
  • ビタミンE:うなぎ・大豆・かぼちゃ など

十分な睡眠をとる

睡眠不足は肌の老化を促進する原因の1つです。睡眠不足が続くと、ホルモンバランスも崩れやすくなります。ホルモンバランスの崩れは皮脂の過剰分泌を引き起こし、毛穴が詰まる原因に。そのため、たるみ毛穴の予防や改善には、十分な睡眠が欠かせません。

まとめ

たるみ毛穴のないきれいな肌の女性
たるみ毛穴は、加齢による皮膚のたるみによって引き起こされます。そのため、皮膚のたるみを対策することがたるみ毛穴の予防・改善につながります。スキンケア・生活習慣の両方からアプローチし、毛穴が目立ちにくい美しい肌を手に入れましょう。
大塚製薬「インナーシグナル」は、ぷるんと弾むようなハリとうるおいのある、キメの整った美しい肌を届けるスキンケアです。化粧水や乳液はもちろん、美容液やオールインワンも取り揃えています。大塚製薬独自の薬用有効成分「エナジーシグナルAMP*」を配合したアイテムは、肌のターンオーバーを促すことでメラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎます。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ
【監修】原野 史樹

【監修】原野 史樹

大塚製薬株式会社
大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。

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