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肌悩み

公開日:2023.04.28 更新日:2023.08.09

ゆらぎ肌とは?原因や対策、肌を整えるスキンケアを紹介

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ゆらぎ肌とは、一時的に肌が乾燥したり肌荒れが起きたりする不安定な肌状態のこと。ゆらぎ肌の状態では、ちょっとした刺激に敏感になり新たな肌悩みにつながるおそれがあるため、適切にケアしましょう。ゆらぎ肌になる原因や起こりうる肌悩みを踏まえて、ゆらぎ肌への対策やおすすめのスキンケア方法を紹介します。

画像キャッチコピー:ゆらぎ肌への対策!スキンケアや生活習慣を見直してみよう

そもそもゆらぎ肌とは?

不安そうに鏡を覗き込む女性
ゆらぎ肌とは、一時的に敏感肌になっている状態のことを指します。敏感肌は肌の状態が不安定であるため、健康な肌では特に影響を受けないような刺激に対しても、敏感に反応してしまいます。
また近年では気温や湿度などの変化によって肌が乾燥し、外的刺激に反応する「乾燥性敏感肌」も増加傾向です。皮膚はうるおいを保つことで外的刺激から肌を守っているため、さまざまな理由でバリア機能が低下すると、刺激を受けやすくなってしまいます。

ゆらぎ肌になる原因

寒そうにする女性
季節やホルモンバランスの変化、日やけ・摩擦などは肌に影響を及ぼし、ゆらぎ肌の原因となります。肌を適切にケアするために、まずはゆらぎ肌になる原因を押さえておきましょう。

季節の変化による肌ダメージ

季節の変化は皮膚の皮脂量や水分量とかかわりがあり、皮膚表面にある角質層に大きな影響を与えます。角質層とは、皮膚のバリア機能の役割を担う重要な部分です。
一般的に、皮脂の分泌量は気温が上がるほど増え、低くなると減少します。皮膚に最適な湿度は60〜65%とされていますが、湿度が低くなると、皮膚から水分が蒸発し、水分量が低下してしまいます。
そのため、気温が高くなる6〜9月ごろまでは調子が良かった肌も、10月以降の乾燥しやすい時期になると、外的刺激の影響を受けやすい状態に。乾燥しやすくなったりバリア機能が低下したりと、気候の変化がゆらぎ肌を引き起こします。

加齢による皮脂の減少やホルモンバランスの変化

年齢を重ねると肌の状態も変化します。これは、加齢にともない肌表面を覆っている皮脂の分泌量が徐々に減少していくためです。
女性はホルモンバランスの変化も、肌に影響します。例えば生理周期においては、生理前の黄体期~生理初期にかけて肌が敏感になり、ニキビができやすくなったり乾燥しやすくなったりする傾向があります。
また更年期などで女性ホルモンが減少すると、肌のヒアルロン酸も減少し、保湿力が低下します。皮膚のキメが粗くなったり、ツヤやなめらかさが低下したりするのは、保湿力の低下によるものです。

日やけや摩擦、その他

日やけや摩擦、生活習慣の乱れなども、敏感肌や肌のバリア機能を低下させる原因になり得ます。太陽光を浴びると肌の乾燥が進むだけではなく、表皮が炎症を起こし、バリア機能の低下を招く可能性があります。
また、洗顔などのお手入れ時に、肌をごしごしとこすって摩擦することも炎症を引き起こすきっかけに。さらに、睡眠や食事、ストレスといった生活習慣の乱れも、ゆらぎ肌を引き起こす原因になります。

ゆらぎ肌になると起こりやすい肌悩み

肌荒れを気にする女性
ゆらぎ肌になると、肌の乾燥、痛みやかゆみ、肌荒れといった症状が現れる可能性があります。頻繁にこのような症状が気になる場合は、ゆらぎ肌の状態かもしれません。

肌の乾燥

先述したように、ゆらぎ肌とは肌が不安定な状態のこと。季節にともなう気温や湿度の変化、室内の冷暖房の影響などによって皮膚の皮脂量や水分量が低下し、乾燥を招きます。
その他、水分を逃がしにくくする役割を持つヒアルロン酸が、加齢により減少することでも皮膚は乾燥します。

肌のかゆみや肌荒れ

肌が敏感になると、普段は特に影響を受けない物質にも反応して炎症が起きる場合があります。それにともない、痛みやかゆみなどの肌悩みも起きやすい状態に。
またかゆみが気になり掻いてしまうことで、さらなる皮膚の悩みを招く恐れもあります。

ゆらぎ肌を整える対策

ゆらぎ肌を予防するには、日やけ対策や食生活・睡眠など、日常生活を見直すことが大切です。また既にゆらぎ肌の状態である人も、対策を行うことで、肌の水分量やバリア機能の改善が期待できます。日やけ対策・食生活・睡眠の3つの観点から、それぞれ詳しく紹介します。

日やけ対策を欠かさない

日傘や帽子などの日よけグッズ
日やけは肌の乾燥を引き起こすため、1年を通して対策を心がけましょう。年齢を重ねた肌には、保湿成分配合の日やけ止めの使用がおすすめです。
乾燥した肌に日やけ止めを塗るとムラになりやすいため、しっかり保湿をしてから塗るのがポイント。また太陽光は屋内にいるときや、雨・曇りの日でも浴びる可能性があります。外出しない日や雨・曇りの日にも日やけ止めを塗り、日常的に対策すると良いでしょう。

バランスの良い食生活を意識する

日傘や帽子などの日よけグッズ
肌が敏感になっているときは、皮膚の抵抗力を高めるためにも、食事により気を配ることが大切。たんぱく質やビタミンB2、ビタミンB6、カルシウムなどを多く含む食べ物を中心に、バランスの良い食事を心がけましょう。特に、ビタミンCやカルシウムは皮膚や細胞の抵抗力を高めるため、日常的に意識して摂取したい栄養素です。
一方、糖分を多く含む食べ物などは、皮膚の抵抗力を弱めて刺激を受けやすい肌状態にするため、摂りすぎないよう注意が必要。食事は肌の抵抗力に関係するだけではなく、その摂取内容によって、ニキビや吹き出物など他の肌悩みにも影響することがあるので気を付けましょう。

十分な睡眠をとる

清潔で明るい寝室
肌のバリア機能は、睡眠不足によって低下することが報告されています。また睡眠不足などによって成長ホルモンの分泌が低下すると、肌に乾燥が見られるという報告もあります。
このように、十分な睡眠をとることは、肌のバリア機能低下や乾燥を防ぐために重要と言えます。また十分な睡眠はゆらぎ肌対策だけではなく、肌の老化を遅らせる対策としてもおすすめです。

ゆらぎ肌を整えるスキンケア

スキンケアをする女性
ゆらぎ肌の人は、肌の水分量やバリア機能を保持するスキンケアを行うことが大切。十分な保湿や、肌に負担をかけないクレンジング・洗顔を意識しましょう。また、乾燥やエイジングなど、それぞれの肌悩みに応じた成分が配合された美容液などをプラスするのもおすすめです。

しっかりと保湿をする

乾燥によるバリア機能の低下を防ぐために、まずはしっかりと保湿します。肌に水分を与える化粧水は、目元や小鼻など細かい部分にもムラなくつけられるよう、コットンを使用するのがおすすめです。
化粧水の後は、乳液で水分と油分をバランス良く補いましょう。その他、うるおいを閉じ込めるクリームや、肌悩みに応じた美容成分を含む美容液も使用してケアします。

クレンジングや洗顔を丁寧に行う

クレンジングや洗顔は、肌をこすりすぎないようにやさしく丁寧に行います。
洗浄力がありつつうるおいを守るクレンジング剤であれば、洗った後もつっぱりません。すすぎの際もゴシゴシこすってしまうと肌が傷つき、色素沈着の原因になりかねないので注意が必要です。32〜34℃のぬるま湯ですすぎ、クレンジング剤が残っていないか細かい部分まで確認しましょう。
洗顔料は汚れをしっかり落とせて、うるおいをキープしながら洗えるものがおすすめです。洗顔の際は手をよく洗い、くぼませた手のひらを受け皿のようにして、ぬるま湯を少しずつ加えながら泡立てます。このとき、濃密な泡をたっぷりつくるのがポイント。泡を顔全体に広げ、転がすようにやさしく洗い、泡が残らないようぬるま湯で丁寧にすすぎましょう。

まとめ

白い服を着た爽やかな笑顔の女性
肌は季節の変化やホルモンバランス、生活習慣などによって、一時的にさまざまな刺激に敏感になることがあります。このようなゆらぎ肌の状態は、肌の乾燥・かゆみ・肌荒れといった肌悩みの原因になります。ゆらぎ肌の予防のためには、日常的な日やけ対策やバランスの良い食事など、肌のバリア機能を低下させない対策を心がけることが大切。十分な保湿や丁寧なクレンジング・洗顔などのスキンケアも意識して、ゆらぎ肌の改善を目指しましょう。
大塚製薬の「インナーシグナル」は、独自の有効成分「エナジーシグナルAMP*」を配合したスキンケアです。「エナジーシグナルAMP*」が新しい細胞を生む母細胞のエネルギーを高め、肌のターンオーバーを促すことでメラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぎます。ターンオーバーを整えることは、ゆらぎ肌の原因となる乾燥や肌のエイジングケア**にもつながります。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ
**年齢に応じたお手入れ
【監修】原野 史樹

【監修】原野 史樹

大塚製薬株式会社
大津スキンケア研究所 所長

1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。

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