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肌悩み

公開日:2023.08.30

気になる粉吹き肌の原因は? 改善方法を知って乾燥から肌を守ろう

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肌がかさつき、粉を吹いたように見える「粉吹き肌」は、肌が乾燥していると起こりやすくなります。ケアをせずに放置すると、さまざまな肌悩みを引き起こすため、早めの対策が大切です。粉吹き肌になる原因や改善方法を押さえ、うるおいのある健やかな肌を手に入れましょう。

粉吹き肌になる原因

健康な肌と乾燥肌、ターンオーバーが乱れた肌のイメージ
粉吹き肌の原因として、肌の乾燥やターンオーバーの乱れ、刺激の強いスキンケアなどが挙げられます。粉吹き肌のそれぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

肌の乾燥

粉が吹いたように見えるのは、肌の乾燥が大きく関係しています。通常、表皮の最上部にある角質層では、水分を蓄えるNMFや細胞間脂質などの保湿成分がバランス良く存在しています。しかし、乾燥により肌の角質層の水分が不足すると、うるおいが失われてキメの乱れの原因に。その結果、角質がはがれやすくなり、粉が吹いているように見えてしまいます。
乾燥が気になるときのスキンケア方法は、以下の記事を参考にしてみてください。

肌のターンオーバーの乱れ

ターンオーバーとは、新しい細胞が生まれ古い細胞と入れ替わる肌の生まれ変わりの周期。加齢や不規則な生活習慣などにより肌のターンオーバーが乱れると、はがれ落ちるはずの古い角層が肌表面に蓄積されてしまいます。その結果、肌がザラザラと硬くなり、白い粉を吹いたような状態になります。

肌に強い刺激を与えるスキンケア

スキンケア時の肌への強い刺激は乾燥を招き、粉吹き肌の原因になります。クレンジングや洗顔など毎日のスキンケアの際に、肌をゴシゴシとこすったり熱いお湯で洗ったりすると、必要な皮脂まで落とし角質層を傷つけてしまいます。

粉吹き肌をケアせずに放置すると?

鏡を見る女性
粉吹き肌をケアせずに放置すると、肌悩みがさらに進行する可能性があります。粉吹き肌の状態を放置することで起こる主な肌悩みを紹介します。

肌荒れやかゆみが起きる

先述したように、粉吹き肌の原因の1つは乾燥です。肌が乾燥するとバリア機能が低下し、外部からの刺激に対して敏感な状態になります。肌荒れやかゆみといった肌悩みを引き起こしやすくなる上に、かゆいからといって肌をかき過ぎるとさらに悪化し、皮膚炎の原因になります。

肌のバリア機能が低下する

ターンオーバーの乱れにより古い細胞がはがれずに角質層が厚くなると、肌のバリア機能が低下します。刺激に敏感になるだけではなく、水分の蒸散も招きやすくなります。その結果、肌が乾燥しやすくなり、かゆみや肌荒れにつながります。
ターンオーバーの乱れ以外にも、肌をゴシゴシとこすったり、洗浄力の高すぎる洗顔料を使ったりすると角質層が傷つき、バリア機能が低下します。

敏感肌になる

敏感肌はちょっとした刺激にも影響を受けやすい状態です。乾燥が進みバリア機能が低下した肌には、刺激物が簡単に侵入してしまいます。健康的な肌であれば何でもない物質でも、敏感肌になるとかゆみやかぶれ・発疹などの症状があらわれやすくなります。

粉吹き肌を改善するスキンケア

スキンケアをする女性
粉吹き肌は、日頃のスキンケアを見直すことで改善が期待できます。丁寧な洗顔や保湿ケア、ターンオーバーを整えるスキンケアを意識しましょう。

丁寧な洗顔

洗顔は丁寧にやさしく行うのが基本です。洗浄力の強いクレンジング剤や洗顔料は、刺激が強く肌に負担をかけることがあるので注意しましょう。メイクの濃さや肌タイプに合ったクレンジング剤や洗顔料を使用するのがおすすめです。
洗顔料を泡立てずに洗うと洗浄成分が直接肌に触れることになり、また肌をこすることで乾燥の原因になります。きめ細かい泡をつくり、やさしくなでるように洗います。
<洗顔方法>
1. 顔全体を軽く濡らす。
2. 泡を顔全体に広げ、手で泡をころがすように洗う。
3. 32〜34℃のぬるま湯でしっかりと洗い流す。
すすぎ残しは、肌悩みにつながるので、泡が残らないようにしっかりとすすぎます。

保湿ケア

洗顔後の肌は乾燥しやすい状態です。保湿ケアにより、肌にうるおいをチャージしましょう。化粧水や乳液、クリームなどを使って、水分と油分をバランス良く補います。保湿力の高い成分を配合したスキンケア用品の使用がおすすめです。

ターンオーバーを整える

ターンーバーの肌図
スキンケア用品を選ぶ際は、ターンオーバーを促す成分にも注目しましょう。ターンオーバーが整うことで、肌のうるおいが失われにくくなります。

粉吹き肌を改善する習慣

水を飲む女性
粉吹き肌の改善に向けて、スキンケアだけではなく日々の習慣も見直してみましょう。粉吹き肌改善につながる生活習慣を紹介します。

湿度を60~65パーセントに保つ

肌にとって最適な湿度は、60〜65パーセントです。最適な湿度を保つことは、肌の水分の蒸発を防ぐことにつながります。秋冬は空気の乾燥や暖房、夏は冷房の使用により、1年を通して乾燥しやすい環境です。室内では加湿器を使用するなど、適切な湿度を保つようにしましょう。

こまめに水分を補給する

肌の乾燥を防ぐためには、適度に水分を補給することも大切です。体重の約60パーセントを水分が占めているため、体内の水分量が変化すると、肌のうるおいにも影響が出やすくなります。
普段の生活では尿や汗などの排出により、約2.5リットルの水分が失われています。失った水分を補うためにも、1日1.2リットルほど水を飲むと良いとされています。一度に飲むのではなくコップ1杯程度を1日数回に分けて飲むようにしましょう。

質の良い食事や睡眠を意識する

食事や睡眠などの生活習慣を見直し、肌を内側からケアすることも忘れずに。栄養バランスのとれた食事は、肌のバリア機能を正常に保ちます。ターンオーバーを促すためには、ビタミン類やタンパク質、亜鉛などを意識してとりましょう。
肌の細胞は睡眠時に生まれ変わるといわれているので、質の良い睡眠をとることも大切です。強い光を発するパソコンやスマホの寝る前の使用を控え、リラックスできる環境を整えると質の良い眠りにつきやすいでしょう。

まとめ

保湿ケアをする女性
乾燥やターンオーバーの乱れなどにより肌の角質層がめくれると、粉吹き肌の状態になってしまいます。ケアをせずに放置をすると肌荒れやバリア機能の低下、敏感肌といったさらなる肌悩みを引き起こしかねません。スキンケアや習慣を見直すことで外側と内側からケアし、うるおいのある肌を手に入れましょう。
大塚製薬の「インナーシグナル」は、水分をたっぷりと抱え込む肌へと導くスキンケアシリーズです。ハリ不足や乾燥、キメの乱れなどの肌悩みをケアします。また独自成分「エナジーシグナルAMP*」配合により、ターンオーバーを促しメラニンの蓄積をおさえてしみ・そばかすを防ぎます。
*アデノシン一リン酸二ナトリウム OT/メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ
【監修】原野 史樹

【監修】原野 史樹

大塚製薬株式会社
大津スキンケア研究所 所長
1992年大塚製薬入社
健粧品の基礎試験、有効性評価を担当し、2011年から大津スキンケア研究所所長。

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